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2026年にリゾートホテルが敷地内に完成予定で、注目が集まるPGMゴルフリゾート沖縄は、ターコイズブルーの美しい海と南国の植物が彩られたリゾートコースです。最近は売りの件数も少なく、ゴルフ会員権相場も上昇傾向にある沖縄県の人気会員権です。

今回はPGM沖縄GRの会員権をご検討の方からよくご質問を頂く、名義書換料への預託金充当制度について説明いたします。当制度は他のPGMゴルフ場でも実施されている制度で、正会員の名義書換料（88万円）に売り手の方の会員権の預託金を充当できる制度になります。

【2024年度：PGMゴルフリゾート沖縄・名義書換料】
（正会員）880,000円（税込）

そもそも預託金とは何か？
皆様から、「名義書換料はわかるけれどもそもそも預託金とは何か？」という質問をよくいただきます。お客様の中には、入会時に追加でコースに支払う預り金（入会預託金）と勘違いされている方が多くいらっしゃいますが、答えはNoです。この「預託金」とは、売り手様の会員権に記載されている金額のことで、額面とも呼ばれています。従いまして、入会時に名義書換料の他に追加で支払う金額ではなく、繰り返しとなりますが「売り手の方の会員権に記載されている金額」となります。

上記は、PGMゴルフリゾート沖縄の会員権証書のイメージです。会員権にはと旧ゴルフ場名の「沖縄国際ゴルフ倶楽部」と旧経営会社の「日本ゴルフ振興（沖縄）株式会社」の記載がございますが、名義書換に支障はございません。入会者の方がご入会承認後に、コースから「PGMゴルフリゾート沖縄」の新しい会員権が発行されます。

本会員権には預託金として140,000円の記載があり、この金額が預託金（額面）となります。

名義書換料への預託金充当制度とは何か？
ＰＧＭゴルフリゾート沖縄の名義書換料は通常88万円（税込）ですが、当制度とは本費用に売り手の方の会員権の預託金を充当することができる制度です。前述の会員権は預託金14万円でしたので、本会員権をご購入された場合の実質の名義書換料は以下となります。

名義書換料：880,000円-預託金充当額140,000円=実質名義書換料740,000円

預託金14万円を充当した場合、実質の名義書換料は74万円（税込）になります。

預託金によって、なぜ会員権相場が異なるのか？
ここで話が少し複雑になってしまうのですが、ＰＧＭゴルフリゾート沖縄の場合、売り手の方の会員権に記載されている預託金は統一されていません。預託金20万円前後の会員権が比較的多く流通しているとお伺いしておりますが、預託金0円の会員権も流通しています。

売り手の方の会員権に記載されている預託金（額面）は様々で、今回は事例として預託金140,000円、預託金0円の2つの預託金の会員権証書を挙げます。なお、預託金の大小によって会員としての権利が異なる事はありません。

※↑預託金14万円の会員権イメージ

※↑預託金0円（無額面）の会員権イメージ

2024年現在では、名義書換料（正会員）：880,000円（税込）に、先に挙げた預託金140,000円、預託金0円を例に実質の名義書換料を比較してみたいと思います。

上の表をご覧いただくとわかると思いますが、会員権Ａ：預託金140,000円と会員権B：預託金0円の実質名義書換料の差は140,000円となります。

・会員権Aの名義書換料：740,000円（88万円-14万円）
→充当後の新証券の預託金は0円（無額面）になります。

・会員権Ｂの名義書換料：880,000円（88万円-0円）
→元々、預託金0円でしたので、新証券の預託金も無額面のままです。

入会をご検討されている皆様にとっては、実質名義書換料が安くなる会員権が良いに決まっているので、仮にＡ：預託金140,000円、Ｂ：預託金0円の会員権が同じ価格で売りに出た場合、皆様がＡ：預託金140,000円の会員権を選ばれます。

そうなるとＡ：預託金140,000円の会員権は需要が高まり、結果として会員権相場は上昇します。逆にB：預託金0円の会員権はＡ＆Ｂに比べて需要が低くなることで、会員権相場は下がることになります。

先ほどＡ：預託金140,000円の会員権とB：預託金0円の会員権の実質名義書換料の差は14万円と記載しましたが、市場で取引される会員権価格も理論上はＡ-Ｂの差である約14万円弱の開きが出てくることになります。

預託金充当制度のまとめ
PGMゴルフリゾート沖縄の会員権の場合、会員権価格だけでは一概に高い、安いとは言い切れず、売り手の方の預託金金額に応じて会員権価格が形成されています。そのため、相場に記載されている売り希望が、預託金（額面）がいくらの会員権なのか必ずご確認ください。

また、当コースの会員権をご検討される方はご購入総額（税込、年会費月割費用別）or預託金0円想定でのゴルフ会員権価格（税込）で比較、検討されるのがよろしいかと思います。

なお、名義書換料へ預託金を全額充当されますと、ご入会後に発行されるゴルフ会員権の預託金は0円（無額面）に減額されます。

ご入会後に預託金が0円（無額面）になってしまうため、仮に本キャンペーンが今後も継続された場合、ご売却時の会員権の価値は下がることになります。なぜなら、次に入会される方が預託金0円の会員権だと、名義書換料への預託金充当ができなくなるからです。

そのため、将来、ゴルフ会員権をご売却される場合には、預託金のある会員権に比べて会員権相場が下がることになります。しかし、入会時の購入総額を抑えられることもあり、皆様が本制度を利用して入会されていらっしゃいます。

PGMゴルフリゾート沖縄の会員権相場