2026.10.10
米国男子ツアー唯一の日本開催大会「ベイカレントクラシック Presented by レクサス」を、今年も観戦してきました。昨年は小雨が降りコンディションは今ひとつでしたが、今年の3日目は快晴。秋の晴天の下でのプレーとあって多くのギャラリーが来場し、会場全体から華やかな雰囲気が伝わってきました。
昨年のブログ:Baycurrent Classic 2025(横浜カントリークラブ)観戦記(3日目)
■ 松山英樹選手の後半を生観戦
会場に着いたのが10時50分頃だったため、松山英樹選手が前半アウトで首位と2打差に迫った「30」(1イーグル、4バーディ)の猛チャージは残念ながら見られませんでした。それでも後半の10番ホールから、大勢のギャラリーとともに松山選手の組について歩き、生観戦の醍醐味を存分に楽しんできました。気温は25℃くらいで日差しも強く、半そで短パンでもよかったくらいの気候でした。また、7年ぶりに来日したジョーダン・スピース選手の組が近かったこともあり、あの名手のプレーを間近で見られたのも嬉しい収穫でした。
松山選手は10番をパーセーブしたあと、11番で2打目を池に入れてしまい、ここで少しリズムが狂ってしまったように見えました。この11番は510ヤード・パー4と距離があるうえ、2打目が打ち下ろしで池が絡む難ホールです。安全にフェアウェイ左に置くと2打目は打ち下ろしになりますが、手前にフェアウェイの隆起があり、池とグリーンの位置が見えません。一方、フェアウェイ右側を狙えば2打目は池もグリーンも見えて狙いやすいものの、右側は深いラフのためアプローチに不安が残る。じつに難しいセッティングでした。
以降、松山選手はこの11番から4ホールで3打を失う苦しい流れとなりました。
面白かったのが、337ヤードと短い13番パー4です。同組のトニー・フィナウ、アンドリュー・パットナムの両選手もティショットでワンオンを狙っていましたが、いずれもグリーンには乗りませんでした。グリーン周りに2つのバンカーが配置され、花道もあまりないため、ワンオンを狙えそうで狙えないホールです。松山選手は左のバンカーに入れてしまいましたが(おそらく340ヤード近く飛んでいたと思います)、そこからのリカバリーショットはお見事でした。そして15番ではチップインバーディのスーパーショット。横浜CCに大歓声が鳴り響きました。
■ 華やかな会場と進化を続ける横浜カントリークラブ
昨年もブログに書きましたが、アメリカツアーということもあり、雰囲気はとにかく華やかです。昨年に比べて天気が晴天だったことも大きいでしょう。16番ホールのグリーンを囲む三方には大きなホスピタリティラウンジが配置され、建物から優雅にゴルフを楽しめる贅沢な空間になっています。このホールはまるで、建物の中庭でゴルフをしているような感覚になります。
また昨年の大会後には、今年の大会に向けて観戦・ホスピタリティスペースを広げるため、18番グリーンの位置を半年間かけてフェアウェイ方向へ移す、という大掛かりな解体築造工事も行われました。横浜カントリークラブは年々進化を続けています。
さらに今年からは、3番ホールと9番グリーンを一望できる屋根付きのオープンエア空間でドリンクを片手に観戦できる「テラスバー」(有料)が新たに設けられていました。適度な起伏のある横浜CCを歩いて観戦していると、こうした建物の中で寛げるスペースがあるのは助かります。
横浜の市街地にあるにもかかわらず、隣のホールとの間隔もゆったりしており、大会に向けてVIP席やギャラリースペースを余裕をもって配置できる横浜CCの敷地のゆとりを改めて感じました。
また今年は、クラブハウス前だけでなく東コースの入り口付近にも新たに飲食スペースが設けられていました。ファンゾーンAにはキッズゴルフに加えて、子どもたちが遊べるバスケットボールやエアボルダリングなど、新たに楽しめるコーナーが充実。さらに来年、横浜市の旭区・瀬谷区で開催される花博(GREEN×EXPO 2027)の出展ブースもあり、ゴルフ観戦以外にも楽しめるスペースが昨年より一段と充実していました。
明日はいよいよ最終日ですが、後半の10番から18番は意外と飲み物を買える場所が少ないため、事前にペットボトルを持参した方がよいかもしれません。ギャラリーが多いこともあり、ドーナツなどの出店は思いのほか早く売り切れてしまっているところが目立ちました。また、今はギャラリーの皆さんがスマホでリーダーボードを確認する時代だからか、思ったよりコース内のリーダーボードが少なかったのが印象的でした。
明日の最終日、松山選手の爆発と、横浜CCのさらなる盛り上がりに期待したいと思います。
■ 横浜カントリークラブの会員権相場の推移
横浜カントリークラブの会員権は、10年前の2016年に「クーア&クレンショー設計事務所」による西コースの改修が行われて以降、2016年(正会員:6万円から9万円、税別)、2020年(9万円から12万円、税別)、2024年(12万円から18万円、税別)と、3度の年会費改定がありました。段階的な年会費の値上げにより会員権相場が低迷する時期もあり、2020年から2021年頃には一時100万円を下回る水準まで下落しました。
ただ、急ぎの売りが一巡してからは、アメリカプロゴルフツアーを開催する名門コースとして相場は上昇に転じます。昨年の第1回ベイカレントクラシック開催の頃には会員権価格は500万円台前半となり、今年の現時点での取引中心値は900万円台前半まで急上昇しています。今の勢いなら、会員権価格が1,000万円に乗ってくるかもしれません。
名義書換料440万円、入会預託金800万円、年会費19.8万円と決して安くはありませんが、それでも相場が上がり続けているのは、PGAツアー開催コースとしての価値と会員権のステータスが広く認められている証だと思われます。
横浜カントリークラブの会員権相場・詳細はこちら>
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