BLOGスマートゴルフを目指して

2011.07.29

お久し振り

最近福岡伸一という生物学者の本を面白く読ませていただきました。

 

何ヵ月振りに友達に会うと決まって「お久し振り」という挨拶になりますが細胞学的に言うと非常に変な感覚だそうで、全ての細胞は入れ変わっていて前回会った時の身体とは別の身体同士が挨拶をしているのだそうです。
 
ゴルフ場のスリーピング会員は平均して7割と聞きます。年に1,2回来場のみを含めるともっといくのではと言われています。
 
メンバーが入れ変わらないのがなんとなく伝統になっていて、入会のハードルが高く若い人が入会を敬遠してもさほど気にならないというというメンタリティが醸成されているような気がします。
 
あるゴルフ場では名義書換料を下げ、更に預託金を書換料に充当出来るようにし、入会条件を簡便にし、なおかつコースの雰囲気を上げて多くの若いゴルファーを取りこんでいます。書類を提出すればその週末、面接がてらメンバー料金でプレー可能となるウェルカムポーズを全面に出した企業努力が予想以上の結果につながっていると言えます。
 
ゴルフ場の活性化が叫ばれますがそれはつまり会員という「細胞」が活発に入れ変わることだと思います。名義書換料がゴルフ会員権相場の何倍も高く、預託金も徴収となると細胞の新陳代謝が悪くなってしまうのではとつい危惧しています。

日記