2025.04.30
今年から株式会社平和グループ入りした「アコーディア・ゴルフ」ですが、これまであまり大きな動きは見られませんでした。しかし今週、本社が平和本社ビル(東京都台東区東上野)へ移転するとの発表があり、注目度が一段と高まっています。
また、旧経営時代から進めてきたクラブハウスのリニューアルも加速。この半年だけで10コース以上が、モダンかつカジュアルなデザインに生まれ変わりました。居心地の良いラウンジ、最新型シャワー設備、女性施設の充実など、幅広い層に支持される仕様にアップデートされています。
【直近半年でリニューアルされたゴルフ場】
2024年11月:アクアラインゴルフクラブ
2024年12月:玉川カントリークラブ、関越ハイランドゴルフクラブ、藤岡ゴルフクラブ、寄居カントリークラブ
2025年2月:三島カントリークラブ、関東国際カントリークラブ、秩父国際カントリークラブ、ザ・サザンリンクスゴルフクラブ
2025年3月:愛鷹シックスハンドレッドクラブ
2025年4月:こだま神川カントリークラブ
こうした施設刷新と今後の運営への期待を背景に、今年に入り「大厚木」「寄居」「ノーザンCC錦ヶ原」「東千葉」「掛川」「皆川城」など、アコーディア・ゴルフ運営コースの会員権に関するお問い合わせも入るようになりました。
ビジター中心だった従来の経営方針から、今後はPGM型に近い運営スタイルへとシフトしていく期待も高まっているのだと思われます。
現時点では会員権に関する大きな新施策の発表はありませんが、数年をかけてコースごとの棲み分けや新たな運営方針が打ち出される可能性も。今後の動向に注目です。
さらに、アコーディア・ゴルフの会員権について、弊社の推測ではありますが、僭越ながら期待も込めて、今後打ち出される可能性のある施策を予想してみました。
■今後に期待したい施策
(1)名義書換時の年会費月割費用の継承を可能とする
現状、売却時に譲渡人と譲受人との間で年会費の月割精算ができません。そのため、アコーディアの会員権は年度末に売り案件が集中する傾向があります。月割精算が可能になれば、年間を通じた取引の活性化が期待できます。
(2)名義書換料の新規割引制度の再整備
ここ数年で、「シルバーステイタス」や「トランスファー制度」などの減額措置が適用されるコースが減少してしまいました。今後は、これらの制度を再び多くのコースで適用していただきたいところです。
(3)名義書換料への預託金充当制度の導入
PGMが実施している、名義書換料に預託金を充当できる制度の導入にも期待が高まります。
(4)PGM⇔アコーディア間の連携強化施策
別会社の為、実現可能性は低いかもしれませんが、例えば、アコーディアコースに3年以上在籍した場合にPGMコースの名義書換料を半額にするなど、グループ間優待制度が実現すれば、相互活性化が大きく進む可能性があります。実際、こうしたご要望は弊社にも複数寄せられています。
アコーディア・ゴルフの会員権は、株式会社平和の経営に変わり、大きく変わっていく可能性があります。今後も新しい施策が発表された際には随時レポートをしていきますのでご注目ください。
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