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BLOGスマートゴルフを目指して

2023.11.01

太平洋クラブ(共通)名義書換再開

本日2023年11月1日~2024年2月29日まで、太平洋クラブが名義書換を再開致します。ちょうど来週から太平洋クラブ御殿場コースで「2023三井住友VISA太平洋マスターズ」が開幕予定で、注目が集まります。

昨年は3月~9月末までの半年間でしたが、今年は4ヶ月間の期間限定となります。

実質2014年からマルハングループとして「高級なクラブライフの創造」を掲げ新しいスタートをして以降、これまで多くのコース&設備投資がなされて現在に至っています。

国内18コース(+海外提携コース)という共通会員権としては他に類を見ない規模で、その規模の関係上、これまで会員募集と名義書換を織り交ぜながら現在に至っています。

マルハングループ入り以降の名義書換をまとめてみました。

【太平洋クラブの名義書換期間と名義書換料】
・2014年7月~11月末:名義書換料1,650,000円
・2017年3月~9月末:名義書換料1,650,000円
・2018年4月~9月末:名義書換料1,650,000円
・2022年3月~9月末:名義書換料2,200,000円
・2023年11月~24年2月末:名義書換料2,750,000円

マルハンG入り以降、約10年間で5回期間限定での名義書換を行っております。

海外の名門コースとのレシプロ契約や優待提携契約、「GINZA GOLFING SOCIETY」の開設やコース改造等、積極的な投資が行われており、今回の名義書換料(正会員)は275万円(税込)と過去に比べて値上がりになっていますが、会員権価値の向上に伴い、ゴルフ会員権相場はそこまで下がってこないものと想定されます。

今回の名義書換は年末年始を挟んでの4ヶ月間と短期間の為、需給関係がどのように推移するか注目が集まります。 

太平洋クラブ会員権相場

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ゴルフ会員権取引

2023.08.28

ゴルフ会員権を市場(仲介)で購入するか?コース募集で入会するか?

さいたま梨花カントリークラブが、2023年8月10日から名義書換を停止しました。理由についてコースから正式な発表がなされている訳ではありませんので推測となりますが、昨年3月に開始した会員募集に入会手段を一元化するためと思われます。

基本的な事ではございますが、会員制のゴルフ場へメンバーとして入会する場合、次の2つの方法があります。

(1)コースが実施している新規会員募集で入会する
(2)市場からゴルフ会員権を購入し、名義書換を通じて入会する

(1)については、メンバー数が少ないなどの理由から、コースが設定した募集価格で新規入会者を募る方法です。通常は入会希望者がコースへ直接申し込みを行って入会します。

(2)については、ゴルフ会員権業者からゴルフ会員権を市場価格で購入し、譲渡人からの名義書換を通じて入会する方法です。通常はゴルフ会員権業者が仲介を行います。

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ゴルフ場が新規会員募集を行う場合、一般的には名義書換を一旦停止し、入会窓口を募集だけに絞って行うケースが多いです。

なぜなら、(1)新規会員募集と(2)名義書換を同時に行った場合、(2)の名義書換を通じてご入会された方が、総額では安くなるためです。

本件をもう少し詳しく補足したいと思います。架空のAゴルフ場を例に、会員募集と名義書換を同時に行った場合の例を解説したいと思います。Aゴルフ場の新規募集価格と名義書換料を仮に以下とします。

(1)Aゴルフ場の会員募集価格>66万円(税込)
(2)Aゴルフ場の名義書換料>44万円(税込)

Aゴルフの入会を検討しているBさんは、募集か名義書換かどちらの方法で入会すべきか悩まれています。コースが行っている会員募集で入会すれば総額66万円を支払えばメンバーになれます。一方、名義書換の場合、会員権代金や業者への取引手数料が総額22万円以下で納まるようでしたら、名義書換の方が安く入会することができます。

募集額66万円-名義書換料44万円=22万円

ここでAゴルフ場のメンバーで会員権売却を検討されているCさんを例に、売却者の視点で考えてみたいと思います。

Aゴルフ場の募集価格が66万円で、名義書換料が44万円の為、ゴルフ会員権価格は22万円以下でないと市場で売却ができません(業者の取引手数料は加味しておりません)。なぜなら、ゴルフ会員権代金が23万円になった時点で、会員募集価格の66万円を上回ることになるので、入会希望者が市場から会員権を購入されなくなるためです。

そのため、コースで会員募集が行われている場合、売却時のゴルフ会員権相場は必然的に22万円以下に限定されてしまいます。さらに会員権業者の手数料も加味されますので、実際は会員権価格としては20万円以下でないと売れないことになります。

売り手様もCさんお一人ではありませんので、上限価格22万円を頭に売りの件数が増えてくると、どんどん相場は下がってくることになります。入会希望者(買い手)もそのあたりはわかっていますので、後はどれくらいの価格で成約するか=募集金額からいくら安ければ買っていいか、というところになってきます。

従って、コースが(1)新規会員募集と(2)名義書換を同時に行っている場合、どうしても名義書換で入会された方が安く入会できることになってしまいます。また、あまり長い期間募集を続けていると既存メンバーからの不満も大きくなってくるため、ゴルフ場にとっては、募集タイミングと募集額は非常に神経を使うことになります。

ただ、最近ではPGMをはじめ、上記(1)と(2)を同時に行うゴルフ場も増えてきました。PGMの場合、(1)と(2)を考慮し、ぎりぎりの金額で会員募集価格を設定されるケースが多く見られます。言わば、募集と名義書換のどちらで入られてもさほど変わらないような募集価格の設定です。

なぜ、名義書換を停止せずに募集を行っているのか?

これも推測になってしまいますが、一つには名義書換を停止することによるメンバー様の不満を解消するためかと思われます。また、PGMのゴルフ場の場合、PGMコースに在籍3年以上された方は名義書換料が半額になるP-CAP制度があります。本制度を利用できれば、名義書換料が半額になりますので、募集額よりもかなり安くご入会することが可能となります。

ゴルフ人口が減少している中、既存メンバー様の不満も解消しつつ、どのようにメンバー数を確保していくか、各社のスタイルも様々となっています。

ゴルフ会員権取引

2022.07.11

アコーディア・ゴルフの今後の戦略

先週から今週にかけて、アコーディア・ゴルフ及びネクスト・ゴルフ・マネジメントの多くのコースで、名義書換料の値上げ改定、及び補充会員募集の終了が発表されました。多くのコースがそれ程高い相場になっていない中での名義書換料の値上げとなるため、今後、同グループの会員権に対する需要が更に減少するものと思われます。

【関連ニュース】
アコーディア・ゴルフの主なコースにおける名義書換料の改定(2022年9月1日~)
東千葉カントリークラブ(千葉県)名義書換料の改定

既に先行して、2019年12月と2021年11月に「アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ」の名義書換料が二段階で値上げ改定されており、今年の6月には「大厚木カントリークラブ」(正会員)の名義書換料も値上げ改定されています。

大厚木カントリークラブ(正会員)を例に取ると、名義書換料の変遷は以下の通りです。

・【従来の名義書換料】660,000円(税込)
・【2022年1月から】トランスファー制度(名義書換料50%引)とシルバーステイタス(名義書換料30%引)の適用が除外。
・【2022年7月1日からの名義書換料】880,000円(税込)に値上げ

大厚木カントリークラブは大型の一般大衆コースでもあり、近隣コース(正会員)と比べても名義書換料の高さが目につきます。

東名厚木カントリー倶楽部→220,000円(税込)
東京カントリー倶楽部→440,000円(税込)
チェックメイトカントリークラブ→660,000円(税込)

【「メンバー&ビジター混合型」から「パブリック化」への移行】
最近のアコーディア・ゴルフにおける一連の施策を見ていると、以前よりもさらに、会員を主体とした運営から、ビジターを主体とした運営に切り替えているように思えます。言うなれば、会員制コースからパブリックコース化をより推進しているようにも見て取れます。

会員制のゴルフ場にとって、会員からの収益(会員募集、名義書換料、年会費)は大きなものであり、完全なメンバーシップコースを除けば、会員からの収益とプレーフィが高いビジターからの収益をうまく調整しながら収益を上げています。ビジター比率を高めてしまうと、会員の満足度が低下しかねませんので、各コースのこの辺りの調整加減が腕の見せ所になってきます。

ただ、昨今のコロナ禍におけるゴルフブームもあり、最近はどのゴルフ場も週末は満杯になっています。こうした追い風を背景に、アコーディア・ゴルフでは、会員からの収益をあてにせず、プレーフィが高いビジターの割合を今まで以上にさらに高めていく方針に切り替えたものと思われます。名義書換料収入や年会費収入以上にビジターを入れた方が収益力は高まるという判断をしているのかもしれません。

【アコーディア・ゴルフの強力な集客力】
しかし、コースへの愛着を持って定期的に来場してくれるメンバーとは異なり、ビジターはメンバーに比べて計算のできない面も多分にあり、ビジターでその日の組数を埋めていくには、ゴルフ場に強力な集客力が求められます。アコーディア・ゴルフでは、グループ170コース以上を保有するグループの規模やこれまでに蓄積されたノウハウによって、確実にビジターを集客できるという自信があるものと思われます。

パブリック化推進の副作用としては、ビジターの比率が高まると、どうしてもスロープレーによる遅延や、来場客のマナーの問題等、コースの評判を下げてしまうリスクが生じます。十分な集客力がある前提で、ビジター比率を上げると、短期的な収益力は高まるかもしれませんが、長期的に見るとこのやり方が正解かどうかは現時点で判断が難しいところでしょう。

【ゴルフ場経営における新しいビジネスモデルか?それとも短期的な収益アップの手法か?】
アコーディア・ゴルフは昨年11月、投資ファンドのMBKパートナーズからソフトバンク系の投資ファンドであるフォートレス・インベストメント・グループへ株式を譲渡しています。売却額は4,000円億円規模と言われています。今年に入ってからもMBK出身の望月智洋氏が社長を継続していましたが、2022年6月30日に新たに石井歓氏が社長に就任しました。

フォートレスも投資会社ですので、いずれは企業価値を高めた上で、数年後には株式譲渡を視野に入れているものと思われます。

アコーディア・ゴルフによる強力な集客力を背景にしたこのビジネスモデルについては、今後数十年かけてスタンダードなものとして定着していくのか、あるいは短期的な収益力アップのための手法となるのか、今後どうなるかについて非常に興味の湧くところです。

【2022年7月29日追記】ネクスト・ゴルフマネジメントの吸収合併について
7月下旬に、株式会社アコーディア・ゴルフでは、グループ運営の強化を目的とし、2022年10月1日付で、ネクスト・ゴルフ・マネジメントを吸収合併する旨のリリースを行っております。

リリースでは、全国のコースのオペレーションの統一による効率化を図ると記載されており、今後はアコーディア及びネクストG(合計で169コースと27の練習場)が一体となって新しいビジネスモデルを推進していくものと思われます。

【2022年8月追記】
8月8日のソフトバンクの決算会見で、孫正義社長は第一四半期の赤字計上によって、傘下のフォートレス・インベストメント・グループの売却方針を表明した。フォートレス・インベストメント・グループはアコーディア・ゴルフを保有しており、今後のゴルフ場運営に関しても注目が集まります。

日記

2022.05.27

秦野丹沢スマートIC開通により、アクセスしやすくなったコース

弊社では、地元である神奈川県のゴルフ会員権を多く取り扱っていますが、その中でも人気が高いのがPGMの東名厚木カントリー倶楽部と秦野カントリークラブになります。両コースは、ホール数(27Hと18H)やコース形態(ひな壇状と山岳)が異なりますが、ご検討される方はアクセス面を重視して選択肢が分かれる場合があります。

具体的には、東京町田市や相模原市にお住まいの方は下道でもアクセスできる東名厚木CCを選択されるケースが多く、東京都世田谷区や杉並区にお住まいの方はインターから比較的近い秦野CCを選択されるケースが多いです。

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※秦野カントリークラブ-市街を一望できるINコースのNo.12

秦野CCについて、「インターから比較的近い」と記載しましたが、2022年4月16日に新東名の伊勢原大山インターチェンジから秦野丹沢スマートインターチェンジ間が開通したことにより、PGMの秦野CCと大秦野CCへのアクセスがより便利になりました。

特にこの恩恵が大きいのが、ほぼゴルフ場の下にスマートICが開通した大秦野CCとなります。

秦野丹沢スマートIC開通により、両コースがどれくらいインターから近くなったかをまとめてみます。

【秦野丹沢スマートICからの距離】
大秦野カントリークラブ...2km(←以前は秦野中井ICから10km)
秦野カントリークラブ...4.6km(←以前は秦野中井ICから7km)

スマートICを利用することで、帰りに混雑する秦野の河原町交差点を通らずにすむため、帰宅時間も短縮されるかと思います。プレー後にさっとインターに乗って帰宅できるのは、何にも代えがたいものがあります。

ただ、近隣の東京カントリー倶楽部は、秦野中井IC(6km)と秦野丹沢スマートIC(7km)と両インターのほぼ中間に位置しており、そこまでメリットはないかもしれません。

既に2020年3月には新東名の伊勢原大山インターチェンジが開通しており、近隣にある伊勢原カントリークラブは、東名厚木ICからの距離が11kmから3kmに大幅短縮され、最近は伊勢原CCの会員権をご購入される方も増えてきました。

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※伊勢原大山インターチェンジ

秦野丹沢スマートICは、開通してまだ数ヶ月ですが、今後徐々に浸透されることで、PGMの大秦野CCと秦野CCへの注目が高まってくるものと思われます。

ゴルフ場紹介

2022.02.17

2022年関東近郊で開催される女子プロゴルフトーナメント開催コース

まだまだ寒い日が続いていますが、ちょうど2週間後に国内女子ゴルフツアーの「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で開幕します。2022年のJLPGAツアーは昨年と同じ38試合が組まれています。昨シーズンは新型コロナウイルスの影響もあり、変則的に2年跨いでの賞金女王争いでしたが、50試合近くのトーナメントの中で、獲得賞金を2億円突破したのは稲見萌寧、古江彩佳、小祝さくらの3人。毎年新しい選手が台頭してくる女子ゴルフですが、今年はどうなるでしょうか。

今回はJLPGAが主催の関東近郊で開催されるトーナメントについてまとめます。関東近郊では1位が千葉県での開催8つで、2位が静岡県の3つとなっています。

【JLPGAツアー】
・3月31日〜4月3日:【静岡県】ヤマハレディースオープン葛城(葛城ゴルフ倶楽部山名コース)
・4月8日〜4月10日:【埼玉県】富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(石坂ゴルフ倶楽部
・4月22日〜4月24日:【静岡県】フジサンケイレディスクラシック(川奈ホテルゴルフコース富士コース)
・4月29日〜5月1日:【千葉県】パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント(浜野ゴルフクラブ
・5月5日〜5月8日 :【茨城県】 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(茨城ゴルフ倶楽部西コース)
・5月19日〜5月22日:【千葉県】 ブリヂストンレディスオープン(袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース)
・5月26日〜5月29日:【山梨県】リゾートトラスト レディス(メイプルポイントゴルフクラブ
・6月17日〜6月19日:【千葉県】ニチレイレディス(袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース)
・6月23日〜6月26日:【千葉県】 アース・モンダミンカップ(カメリアヒルズカントリークラブ)
・6月30日〜7月3日: 【神奈川県】資生堂レディスオープン(戸塚カントリー倶楽部
・8月12日〜8月14日:【長野県】NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(軽井沢72ゴルフ北コース)
・8月19日〜8月21日:【神奈川県】CAT Ladies2022(大箱根カントリークラブ)
・9月2日〜9月4日:【千葉県】ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント(ゴルフ5カントリー オークビレッヂ)
・9月29日〜10月2日:【千葉県】日本女子オープンゴルフ選手権(紫カントリークラブ・すみれコース)
・10月7日〜10月9日:【静岡県】スタンレーレディスゴルフトーナメント(東名カントリークラブ
・10月14日〜10月16日:【千葉県】富士通レディース2022(東急セブンハンドレッドクラブ)
・10月28日〜10月30日:【埼玉県】樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント(武蔵丘ゴルフコース)
・11月11日〜11月13日:【千葉県】第38回伊藤園レディスゴルフトーナメント(グレートアイランド倶楽部)

JLPGAツアーへの出場資格のない選手たちが経験を積むステップ・アップ・ツアーは全16試合組まれており、主に関西圏での開催が多いですが、関東近郊でも3ツアーが組まれています。宍戸ヒルズは西コースで男子ゴルフの日本ゴルフツアー選手権が開催されますので、ステップ・アップ・ツアー含めると今年は東西コースでトーナメントが開催されることになります。

【2022年ステップ・アップ・ツアー】
・6月17日〜6月19日:【静岡県】ユピテル・静岡新聞 SBS レディース(静岡カントリー浜岡コース
・7月27日〜7月29日:【千葉県】カストロールレディース(富士市原ゴルフクラブ)
・10月26日〜10月28日:【茨城県】宍戸ヒルズレディース森ビルカップ(宍戸ヒルズカントリークラブ東コース

ゴルフ場紹介