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2025.09.24

阿見ゴルフクラブでプレーしました

初めて茨城県の阿見ゴルフクラブでプレーをしてきました。

阿見ゴルフクラブのプレー記-2025夏タイトル画像

重厚感あるクラブハウスを目にしたときから、高級接待コースらしい雰囲気は予想していましたが、いざコースに出てプレーを進めていくと、広々したフェアウェイに美しい池と緑の空間が広がっていました。

これまで「GRAND PGM」のコースでもプレーをしたことがありますが、阿見ゴルフクラブもそれに引けを取らない印象を受けました。ホール間は非常にゆったりとしており、隣接コースとの間には、ショートホールを1つ造れるのではないかと思うほど大きなグラスバンカーが贅沢に設けられているホールもあります。開場当初から「接待コース」としての位置づけを意識した設計意図が随所に感じられました。

阿見ゴルフクラブのクラブハウス外観

接待コースというと「距離は短いが景観が美しい」というイメージがありますが、阿見GCは意外に距離が長く(whiteティでも6,425ヤード)、フラットな地形だからこそその長さを実感します。正統派の林間コースといえるでしょう。

クラブハウスから練習場へは専用バスでの移動が必要となりますが、今回は利用しませんでした。駐車場はクラブハウスに近く利便性が高い一方で、それほど広くはないため、時間帯によっては奥の方に停めざるを得ない場合もあります。幸い今回はアーリーバード利用者との入れ替わりのタイミングだったため、クラブハウス前の好位置に駐車することができました。

この日はアウトコースからスタートしました。

No.01は右サイドに池が配された370ヤードのミドルです↓↓(写真はグリーン側から)

アウトコース01番

No.02は短め(135ヤード)の池越えショートです↓↓

アウトコース02番

前半2ホールを終え、「やはり接待コースらしく、コンパクトながら景観の美しいホールが続くのだろう」と感じました。

しかし、その後は良い意味で期待を裏切られ、戦略性と距離感をしっかり求められるホールが続いていきます。

No.03はフェアウェイは左側に池(茂み)のペナルティエリアがあり、またやや左ドッグレッグしたグリーン前にも池がある広々としたロングです。距離もレギュラーで500ヤード近くありタフなホールです。(↓↓写真はNo.03のティーグラウンド)

アウトコース03番

No.03の3rd地点。奥グリーンの周りにバンカーが張り巡らされ手前の池もプレッシャーに↓↓

グリーン側から見たアウトコース03番

No.04は距離の短いミドルホールです↓↓。グリーン周りにはバンカーが多く配されており注意が必要ですが、全体としてそれほど難易度は高くありません。

アウトコース04番

No.04と折り返しとなるNo.05(写真下↓↓)はクラブハウスから最も遠い位置にありますが、このホール間には、もう1ホール造れそうなほど大きなグラスバンカーが配置されています。フラットな林間コースではありますが、こうしたホール間のゆとりが、コース全体にゆったりとした雰囲気をもたらしています。

アウトコース05番

No.08(写真下↓↓)はNo.02との姉妹ホールともいうべきショートホール。フェアウェイと池の面積がほぼ半々でとても景観の美しいホールです。

アウトコース08番

No.09(写真下↓↓)はクラブハウスを正面にしたミドルホール(380ヤード)です。右側が池、左側がOBのため、意外にティショットは絞られます。
アウトコース09番

昼食は夏恒例のランチバイキングでした。ゴルフをしなくても一般利用が可能です。レストランの手作りデザートなどもあり、クラブハウスの雰囲気を味わうこともできます。

INコースのスタート3ホールはクラブハウスの北側に位置します。OUTコースがクラブハウスから北西方向へ伸びているのに対し、INコースは最初の3ホールが北側にあり、No.04以降はクラブハウスの北東方向に配置されています。そのため、No03からNo.04までの移動は、クラブハウスに戻って駐車場横を通るまで少し時間がかかります。もともと27ホールを想定して設計されたといわれており、INコースの前半3ホールと後半6ホールの配置がつながっていないのは、その設計の名残なのかもしれません。

スタートのNo.10。阿見GCらしい視界の開けて美しいホールです↓↓

インコース10番

10番と12番の間にある芝のスペース(グラスバンカー)です。贅沢なスペースです↓↓

インコース10番と11番の間にある大きく贅沢なグラスバンカー

No.11は池の景観が美しい阿見ゴルフクラブらしいホールです↓↓

インコース11番

No.12は380Y弱のミドルホール。200Y過ぎから池がありますが、そこまで難しくはありません↓↓

インコース12番

INコース初めてのPar5(540Y)のNo.13。左ドッグレッグのタフなホールです↓↓

インコース13番

No.13のセカンド地点。グリーンが少し高くなっている為、+5ヤードを加味したアプローチが必要↓↓

インコース13番セカンド地点

370YのNo.14ミドル。左右に池があり、フェアウェイは見た目以上に絞られます↓↓

インコース14番

No.15、365Yの真っすぐなミドルホール。左側の林はグリーンまでOBが続きます↓↓

インコース15番

右ドッグのNo.17。左サイドだとグリーンが狙えず、右側のフェアウェイ樹木を狙いたい↓↓

インコース17番

No.17グリーン↓↓

グリーン側から見たインコース17番

No.18。奥グリーンの場合、手前に池が2つある為、注意が必要です↓↓

グリーン手前に池が2つある景観の美しいインコース18番

阿見ゴルフクラブは1993年に開場。造成は1990年から始まり、まさにバブル経済の余韻を背景に誕生したコースであり、接待コースとしての位置づけが明確に感じられます。

ビジターで週末にプレーするのは難しく、また近隣にはGRANDPGMの美浦やセゴビア、千代田などがありますので、阿見ゴルフクラブでプレーしたことがない方も多いかもしれませんが、一度プレーされればコースの良さを体感できると思います。アーリーバードなどは予約もできそうです。実際、この日も早朝プレーを終えたゴルファーが多く見受けられました。

前回ご紹介したザ・インペリアルカントリークラブのナイトゴルフの記事でも触れましたが、今後は圏央道・横芝ICの開通により千葉県南部からのアクセスも格段に向上する見込みです。これだけの施設を備えながら「GRAND PGM」には位置づけられていないため、穴場的な魅力のあるコースといえるでしょう。

会員数が比較的少なく、市場に売り物件が出にくいのは惜しい点ですが、近隣のセゴビアGC、美浦GC、千代田CCなどに引けを取らない「隠れた名コース」として、ぜひ一度プレーしてみる価値があると思います。

阿見ゴルフクラブ(茨城県稲敷郡阿見町上条1760-1)

日記