2025.09.01
昨年12月に新設された茨城県のザ・インペリアルカントリークラブのナイトゴルフに行ってきました。
ナイターゴルフといえば、同じPGMグループのムーンレイク各コースや成田の森CCが有名ですが、昨年12月からは茨城県で初めてザ・インペリアルCCにもナイター設備が導入されました。
最新LEDが照らす快適なナイトゴルフ体験
まず驚かされるのは、最新式LED照明による明るさです。ティーグラウンドやフェアウェイは想像以上に照らされており、夜間でも快適にプレーできます。
↑東コースは視界が開けているためかなり明るく見えます。写真はNo.3のロング。
同時期にナイトゴルフを開始した東千葉カントリーでも同様の照明が導入されているようです。夜間にこれだけの明るさを維持するには相当な電力が必要と思われますが、ホール脇にはいくつか自家発電装置が設置されており(写真は撮り忘れました)、それによって照明が安定的に供給されているようです。
18時半から中コースでスタート。この時間は8月だとまだ明るさが残っており、出だしはスムーズに回れます。2サムが多いせいか、日中より進行も早く感じました。
↑中コース前半のNo.2の視界の開けた右ドッグのミドル。この時間帯はまだ明るいです。
ティーグラウンドは十分に明るいですが、照明が基本的に右打ちを想定して設置されているため、レフティの場合は位置によって多少まぶしさや暗さを感じることがあるかもしれません。
異なる趣を持つ中・東コースと夜間プレーへの配慮
ザ・インペリアルCCのナイトゴルフの対象は、中コースと東コースです。
中コースはアイスクリームを掬ったような形の難しいバンカーが多く、さらにショートホールも距離があるためタフさが求められます。
↑このホールだけで、9個のバンカーが待ち受ける緩やかな左ドッグのロングNo.03
↑グリーン手前のバンカーが凄い、中コースミドルホールNo.05
↑日没とともに、夜空が深い青になってきました(中・No.06)
↑距離のあるショートホール(中・No.07)
↑左ドッグレッグのNo.08は視界が開けていることもあり、かなり明るかったです。
↑クラブハウスを正面に望む中コース・No.9のセカンド地点。空は蒼く、深みを増して美しい景観です。
東コースは視界が開けており、夜のプレーは幻想的な雰囲気です。
↑東コースに来ました。中コースよりもさらに視界が開けて明るいです(No.01)
↑東コースNo.02グリーン側から。隣のホールの照明も見えるので明るいです。
↑東コース西端に位置するショートホール No.4。
↑東コースの高台にある見晴らしの良い No.6。綺麗で幻想的です。
2コースは趣がまったく異なり、前半と後半で違ったゴルフを楽しめます。なお、東コースの最終9番は、ティーグラウンド近くに民家があるため、ナイター時はPar4からPar3に変更されています。
↑東コースの最終ホール No.9。ナイトゴルフではPar3に設定されます。
ザ・インペリアルCCは高低差の少ない平坦なコースなので、ボール探しの負担も少なく、ナイトゴルフに向いています。ただし、明るいとはいえ夜なので、グリーンの傾斜や芝目を読むのは昼間ほど容易ではありません。
加えて、フェアウェイを外れると照明が届きにくく、ボールを見失いやすくなります。そこで、暗くなりやすい場所の樹木を伐採したり、見失いやすいポイントには補助照明を設置するなど、ボール探しに配慮した工夫が随所に見られました。
↑フェアウェイとは関係のない場所にも照明を当て、ボールを探しやすくしています。(中・No.06)
ナイトゴルフ導入にあたり、コース側の創意工夫が感じられます。
池に映る光と流れ星のようなショット
プレー中、後方の組では蛍光ボールを使用している方もおり、ティーショットが流れ星のように光って飛んでいく様子は非常に美しく印象的でした。帰りに売店で販売されているのを見かけましたが、価格はやや高めのようです。
池が多いザ・インペリアルCCでは、照明が水面に反射して日中とは違った幻想的な景観を楽しめます。
時間帯的にバッグはセルフですが、15時半~20時前頃まで受付しており、平日でも多くのゴルファーが訪れていました。客層は落ち着いたメンバーというより、カップルや若い世代が多く見られます(現在は2サム割増なしというのも魅力です)。
ナイトゴルフのメリット
・日焼けの心配がない
・夏場は直射日光を浴びないため涼しい
・2サムでプレーできる
・LED照明に照らされた幻想的な雰囲気を味わえる
・スループレーで18ホールを回れる
・帰りの渋滞を避けられる
当日はカップルや若いゴルファーが多く、夕食を済ませてから気軽にゴルフを楽しむ新しいスタイルを感じました。インペリアル周辺に遅くまで営業している飲食店や温浴施設はなさそうですが、クラブでシャワーを浴びてそのまま帰宅できるのも便利です。
圏央道開通により埼玉県からの来場者が多いようですが、2026年には大栄JCT~松尾横芝IC間が開通予定で、千葉方面からのアクセスもさらに良くなるゴルフ場です。
ザ・インペリアルカントリークラブ(茨城県稲敷市佐倉1324-1)
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