BLOGスマートゴルフを目指して

2012.01.16

PGMの預託金充当について

東名厚木カントリー倶楽部の例

最近非常にお問い合わせの多いPGMの預託金充当の件につきまして東名厚木CCを例に説明させていただきます。

PGMのキャンペーンは
(1)名義変更料の減額
(2)預託金充当に分かれます。

東名厚木カントリー倶楽部の名義変更料は通常378,000円です。
(1)の減額で210,000円
(2)の預託金充当で最大20万円まで充当が可能です

つまり
(1)名義変更料の減額により(通常)378,000円⇒(減額後)210,000円
(2)預託金の充当により210,000円-(預託金充当額)200,000円=10,000円
となりますので何と1万円で名義変更が可能になってしまうことになります。

預託金の20万円とは何でしょうか。それは証券に記載されている額面金額の事です。
参照例:額面金額55,350円
※以下画像をご覧ください。

 

toumeiatsugiccgolf.jpg



これは発行日から15年後に返還となっています。
参照例:平成16年から15年後の平成31年に返還される

東名厚木カントリー倶楽部の場合は証券によって額面金額がまちまちです。

このゴルフ会員権証券の場合の名義書換料は210,000円-55,350円=154,650円になってしまいますが20万円の額面でしたら充当金額が20万円まで可能なので名義書換料は1万円になります。

色々なゴルフ会員権の相場表を見ると東名厚木CCの相場は5万円前後になっていますので名義書換料が1万円なら取引手数料や年会費を除き6万円でメンバーになれる!とつい考えてしまうのは無理もありません。

ただこの55,350円の証券が5万円の相場としますと同じ相場なら誰だって額面20万円の方がいいですから額面20万円の東名厚木CC会員権へのニーズは高くなります。

理論的には以下の通りゴルフ会員権代金19万円でもイニシャルのコストは同じになりますので
相場は限りなく19万円に引き寄せられる事になります。
 

golfkaiinkenmeigikakikae.jpg



額面充当後の証券は充当額を差し引いた金額になって発行されます。

この名義書換料減額、預託金充当プランにより入会時の名義書換料が圧倒的に安くなりますので初めてゴルフ会員権を検討される方には大変な後押しになっていることは事実です。

 

関連ページ>

PGMのゴルフ会員権キャンペーン

東名厚木カントリー?楽部ゴルフ会員権情報

ゴルフ会員権取引 会員権相場

2011.04.26

3・11以降

震災から40日以上経過し1日も早い復興が望まれる昨今ですが、当社におけるゴルフ会員権(登録)の実態がどうだったかを少し述べさせていただきます。

 

311日から421日までの間にご登録いただいた割合は以下の通りです。

     3/11-17    3/18-24     3/25-31     4/1-7    4/8-14     4/15-21

<購入>   10%         0%          36%       18%       18%       18%

<売却>   10%        15%          15%       20%       10%       30%

 

311日の週に入会登録がありましたが、18日の週はさすがに0件になりました。2週間経って325日を過ぎると買いが急に増えてきたのが一目瞭然です。25日以後高額な登録が増えたのも顕著な傾向です。その後は落ち着きフラットになっています。

 

売却の方は急に売りが増えたという傾向は見て取れません。415日以後やや増えた印象がありますが、これは地震の影響というより連休前の処分を希望されているのだと思います。

 

評論家風にコメントすれば「一定の影響はあったが売却が殺到したということはなく購入は2週間後から戻りつつある」と言ったところでしょうか。

 

自粛ムードの中、ゴルフ会員権取引どころではないと一般的には見られていると思いますが意外に取引需要は根強いものがあり、ゴルファーは堅実に判断をされているのだと思います。

ゴルフ会員権取引 会員権相場

2010.03.31

喫水線を割り込む

先日あるコースの取引をしました。ご購入で金額は75,000円、手数料9,975円で85,000円弱です。
ごく普通の取引です。しかしちょっと違うのはこの会員権証券の額面が10万円という事でした。

平成15年発行なので25年には満期になります。
ここまで書けば詳しい方は何を言いたいのかすぐお分かりになると思います。

ゴルフ会員権ビギナーの方のためにもう少し詳しく書くと、このゴルフ会員権は証券の額面が10万円で

平成25年には満期になり、請求すればゴルフ場から返還されるのです。もちろんその時点で

市場の相場の方が高ければ市場で売却も出来ます。

当然返還される金額より安く売る人はいませんから相場が預託金額より安くなる道理はありません。

ではなぜ今、預託金額以下で売却する人がいるのか?それは売却した方が税金の還付が

受けられるという事なのです。昔バブルの頃に高値で入会したゴルフ場が破綻し経営が変わって

更生計画の下預託金のカットがなされます。その金額が今回の10万円なのですが、

高値で購入した方は10万円で売ろうが、75,000円で売ろうが還付額はさして変わらないことになるのです。

「喫水線を割り込んでる」と強く思います。ゴルフ会員権はそこまで痛んでいるのか。

 

ビギナーの皆さん!
「一人でぶらっと行けて」、「自然の中で過ごせて」、「ふかふかの芝生の上を歩けて」、

「楽しい競技会に参加出来て」、「一晩の銀座での飲食費用で1カ月遊べて」のゴルフ会員権が

3年後に返還される金額より安いんですよ!!

詳しい方は3年後に必ず返還される保証はないだろうとおっしゃると思います。
更に書換料が持ち出しだし、年会費もかかるからねとも。

ですが新証券の発行者は日本で1,2位を争うゴルフ場運営企業で、更生計画もかなり細かいチェックを

受けて認可されてるはずですからカット後の額面金額を返還しないのは裁判所の許可が必要です。

書換料は普通持ち出しですよね。

相場以上の最低保証が付いたゴルフ会員権。

売る方に事情があるとはいえこれは明らかに逆バブルといっていい現象ではないでしょうか。
 

会員権相場

2010.03.04

ゴルフ会員権の動向【サイトオープンから2カ月経って】

昨年12月に「ゴルフ会員権ネット」はオープンしましたがその時は売却の登録が多かったように

思いました。新しいサイトのため購入希望の方に不安もあったかと思います。

しかし、2月の半ば過ぎから急に潮目が変わったというか購入の登録が増えてきました。

昔から2月は会員権の需要期と言われてきましたが、年によって変動もあり、

その伝説が定着するまでには至っていません。ゴルフ会員権は株価より先に動くなどと

持て囃されたこともありますが、それも場合によってです。

凝り性なのでその昔、ゴルフ会員権の罫線を作り短期波動、長期波動、ゴールデンクロス、

果ては遅行線がどうのと捻くりまわしてみたことがありますが的確な指標を生み出すまでには

至りませんでした。

やはり一番のアンテナは多くのユーザーの売買気配という結論に尽きます。

2月1日からの1ヶ月で登録件数の内7割が購入希望、売却して購入という入れ替えも

含めると8割近い方が購入へ登録された事実は何をかいわんやです。

その昔、日銀が経済の先行指標としてゴルフ会員権の動向を熱心に調べていたことがあります。

所謂消費の「気分」を推し測る最も適した指標なのかもしれません。

閑話休題、それにしてもゴルフ会員権は少し下がり過ぎですね。民事再生手続きが終了し

弁済率が確定した後の預託金より安い相場があったりするのはまさに「羹に懲りて膾を吹く」では

ないでしょうか。

プレー代の減殺分は別にして5年或いは10年経てばイニシャルコストが全額回収できるというのは

聊か歪な状況と言わざるを得ません。

そういう歪なというかリーズナブルでない状況に気付いたシャープな方だけが購入登録を

しているとは思えません。やはり「気分」が変わってきているのだと思います。
 

会員権相場