2024.07.17
意外とご存じない方も多いかと思いますが、アコーディア・ゴルフで実施されているプレミアムステータス割引が2024年9月末をもって終了することがアナウンスされています。
本制度の概要を整理すると、アコーディア・ポイントプログラムに加入されている方で、シルバー、ゴールド、ダイヤモンドの資格を有している方が、個人でアコーディア・ゴルフの会員権を購入される場合、名義書換料が50%割引される制度です。
弊社は2009年に創業しましたが、創業当初は本制度の対象となるゴルフ場も非常に多く、プレミアム(シルバー)ステータスを利用して、大厚木カントリークラブ(当時は名義書換料の30%引きだったと記憶しています)やノーザンカントリークラブ錦ヶ原ゴルフ場など、当時人気のあったコースに多くの方がご入会されました。しかし、2020年以降は徐々にプレミアムステータスの対象コースを減らしており、現在に至っています。
ちょうど2年前に当ブログ「アコーディア・ゴルフの今後の戦略」でも言及しましたが、株主がMBKパートナーズになり、さらに現在の株主フォートレス・インベストメントになっても、継続的に「会員制コースからパブリックコース化をより推進」しているように見受けられます。
ゴルフ会員権業者の立場からすると、残念な思いはありますが、昨今のゴルフブームを考えると、メンバーよりプレーフィが高いビジターの取り込みが経営戦略として理にかなっているのかもしれません。もちろん、ビジターの割合が増えることで、スロープレーやコースコンディションの悪化など負の部分もあるかと思いますが、若手ゴルファーの裾野拡大や「カジュアルで楽しいゴルフ」は2020年代のゴルフスタイルにマッチしているのかもしれません。
実際、最近はアコーディア・ゴルフの会員権がマーケットに出てこない状況が多く、ご依頼をいただいても売りがないため、成約しないケースが増えてきています。首都圏近郊のアコーディア・ゴルフ場では、メンバーの新規募集も行っていませんので、実際のメンバー数は10年前と比べて退会などを通じて、かなり少なくなっているように感じます。
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