2010.10.08
少し前に日経新聞に主要ゴルフ場の2010年度の業績予想が出ました。
主な項目だけをピックアップすると以下の通りです。
①<260コースの内、半分を超えるコースが2010年度の業績見通し減益、赤字>
半分を超えるコースが弱気な見通しをしています。
デフレが進み、そういう傾向にあるのだろうなと予測はつくのですが次の項目は全く逆の結果を示しています。
②<売上高見通し 発表した103コースでは0,3%増>
アコーディア 4~7月の入場者数 前年同期比2,5%減
PGM 1~7月の入場者数 全年同期比1,7%減
アコーディアとPGMの入場者数こそ減っているものの、
0,3%とは言え売り上げ増になっているコースが103コースもあるという結果です。
それなのに①の見通しになってしまうのはなぜなのでしょう。
入場者は回復してもプレー単価の下落に対しコストの切り下げが追いつかないということなのでしょうか。
アコーディアとPGMは入場者減になっていますが、これは春先の悪天候が大きく響いているためで
入場者が減少傾向にあるとは軽々に判断出来ないと思われます。
<仮説>「入場者は増えてきている」
以下も日経新聞の記事に出ていました。
③2010年度のゴルフ場の営業収支 49,6%が黒字で増益 今年並み 黒字に転換 赤字幅縮小
半分のゴルフ場が収益は改善すると見ています。これは結構驚くべき結果なのではないでしょうか。
①の記事はデフレ不況でゴルフ場も青息吐息のようなトーンでしたが
③の記事では半分のゴルフ場は収益改善と見ている訳です。
「半分に近いゴルフ場が収益改善傾向と見ている」
最初の項目とは裏腹な結果と言わざるを得ません。
新しいスタイルに変換出来たゴルフ場(約半分)は入場者も増え集客も順調と見ているのだと思います。
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