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2025.05.07

パナソニックオープンレディース(浜野G)を観戦してきました

3年前、西郷真央プロが優勝し、今年は菅沼菜々プロが劇的な復活優勝を果たしたパナソニックオープンレディース。話題の絶えないこの大会の2日目を観戦してきました。

前日のサスペンデッドとGW後半の交通渋滞
前日の雨の影響で第1ラウンドはサスペンデッドとなり、翌朝7時から再開。第2ラウンドは9時20分スタートとアナウンスされていましたが、実際には3時間ほど遅れ、プレーは夕方まで続いていました。当日は早めに出発したものの、ゴールデンウィーク後半初日の影響でアクアラインや京葉道路は大混雑。予定よりも大幅に遅れての到着となってしまいました。

観戦のしやすさが光る林間の名門コース
しかし、会場に到着すると快晴・無風という最高のコンディション。公式発表では4,625人のギャラリーが詰めかけ、会場は朝から大いに賑わっていました。これだけの人出にもかかわらず、浜野ゴルフクラブは視界が開けた観戦しやすい設計で、どの組にギャラリーが集まっているかも一目でわかるほどでした。

フラットな林間レイアウトを基調としたこのコースは、井上誠一によって設計されたもので、本大会では全長6,751ヤードと距離はありますが、地形的には比較的平坦で移動もしやすく、観戦者にとっても快適なコースです。終盤のホールでは多少のアップダウンは見られますが、打ち下ろし池越え砲台グリーンの16番(本大会では7番として使用)は視覚的にも戦略的にも見応えがありました。

なお、昨年観戦した資生堂レディス(戸塚カントリー倶楽部)はアップダウンがあり移動がやや大変だったのに比べ、浜野はその点でもツアー観戦に適したコースと言えます。

勝敗を分けたグリーン上の攻防
特定の組についたわけではありませんが、選手たちはティショットからアプローチまでしっかりとまとめており、勝負の鍵を握っていたのはグリーン上のパッティングではなかったかと思います。

パナソニックレディース2025-2日目午後のリーダーズボード

遠目にはフラットに見えるベント芝も、実際には細かなアンジュレーションが隠れており、「上りのつもりが最後にスッと右へ切れる」ようなラインも珍しくありません。見た目以上に複雑なグリーンを巧みに設計した井上氏の妙技を、観戦しながら改めて実感しました。

「静かに見るゴルフ」から「一体で盛り上がるゴルフ」へ
そして、もうひとつ印象に残ったのが、パナソニックならではの華やかな大会演出です。最終18番ホール(※本大会ではOUT9番を使用)はギャラリースタンドがブランドカラーのブルーで統一され、壁面には横長のフルカラーLEDディスプレーが設置。DJによるアナウンスが試合を盛り上げ、ギャラリーが応援タオルを振って声援を送るなど、選手と観客が一体となれる演出が随所に施されていました。

最終ホールをあえてショートホールに設定したのも、観客との距離感や一体感を重視した主催者側の工夫だったのかもしれません。静けさの中に緊張感を漂わせる林間の名門コースに、ライブ感あふれる演出が融合した"新しいゴルフ観戦スタイル"を肌で感じた一日でした。

パナソニックレディースの最終ホールから見たクラブハウスイメージ

浜野ゴルフクラブ(千葉県市原市永吉937)

日記