静岡県西部の山間地に位置するザ・フォレストカントリークラブは、歴史ある神社や仏閣が点在し、江戸時代には宿場町として栄えた「遠州の小京都」と呼ばれる森町にあります。「ザ・フォレスト」もこの町名から取られたと考えられます。コースは小高い山に広がり、変化のある全27ホール(橘、天竜、一宮)を楽しめます。
小高い山の上に広がる27ホールのコースは、全体的に距離が短めですが、打ち下ろしや打ち上げ、広々としたフェアウェイ、アンジュレーションのあるフェアウェイなど、変化に富んだレイアウトが特徴です。プレーヤーは各コースの地形や形状に合わせた技術が求められます。3コースの中で最も難易度が高いとされているのは、クラブハウス南側に位置する天竜コース(RT・3,021Y)です。橘コース(RT・2,909Y)はアップダウンが多く、ボールを曲げるとOBのリスクがあるため、慎重なプレーが求められます。27ホールは趣の異なる3つのコースで構成されており、初心者から上級者まで、さまざまなレベルのプレーヤーが自分の技術に応じて楽します。
ザ・フォレストカントリーは1987年に名古屋鉄道系列としてオープンしました。その後、経営会社の変更を経て、2002年から現在の川島グループが運営しています。川島グループはアルミニウムや貴金属のリサイクル事業を展開しており、2001年から再生ビジネスの一環としてゴルフ場運営も開始しました。「地域に愛されるゴルフ場」をコンセプトに、国内で10コースを運営しています。新東名高速道路の遠州森町スマートICから約6分という好アクセスもあり、集客力が高く、グループ内でもフラッグシップに位置付けられるコースです。
ドライビングレンジはクラブハウスから少し離れた場所にあります。利用する際は、マスター室でコインを購入してから向かいます。ドライビングレンジの距離は短めですが、アプローチ練習場も備えているため、しっかりと練習してからプレーに臨むことができます。また、レストランのメニューは豊富で、お米には地元の遠州産コシヒカリを使用しています。特に名物の担々麺は、専門店並みの美味しさと評判です。
クラブハウスを出て、少し歩いたところ(駐車場奥)に50Y級のドライビングレンジがあります。ドライビングレンジはさほど大きくありませんが、アプローチ・バンカー練習場もある為、プレー前に調整はしっかりできます。
クラブバスの運行はありません。掛川駅(40分)か袋井駅(30分)からタクシーでアクセスする必要があります。