元荒川や見沼代用水などの河川に挟まれた水田地帯に造られたフラット林間コース。江戸時代以前は荒川下流域に合った地域からか、ほとんどのコースでウォーターハザードが絡みます。フェアウェイも広々しているものの、立ち木やバンカー、池が戦略性を高め、ティショットはプレッシャーがかかります。コース隣には「鴻巣ジャンボゴルフセンター」があり、プレー前後にじっくり練習もできます。練馬ICから1時間圏内と練馬や板橋からのアクセス良好です。
GMG八王子ゴルフ場や長瀞カントリークラブを運営する関東文化開発グループのゴルフ場です。古くは中山道の宿場町として栄えた埼玉県鴻巣市に位置し、練馬ICから1時間圏内です。ゴルフ場は水田の中に造られているため、ほぼ平坦でラウンドしやすいです。
開場は1976年で、ホールを隔てる木々には貫禄があり、各ホールを囲むように池や用水路が張り巡らされた、珍しいタイプの林間コースです。全18ホールは芝生の緑と池の青さの対比が美しく、鴻巣市のマスコットキャラクター「ひなちゃん」もコウノトリがモチーフですが、コース内には至るところに水鳥が飛来し、プレーヤーの心を癒してくれます。
全体として18ホールはフラットで、ほとんどのホールはティグラウンドからグリーンまで見渡せる真っすぐな林間コースです。OUTコースはブラックティから約3,600ヤード、INコースは約3,300ヤードと、合計で7,000近くある、飛距離が求められるコースです。
ベントとバミューダの2グリーンは左右対称に配置されており、AグリーンとBグリーンで極端な前後差や高低差はありません。そのため、比較的素直なレイアウトと言えます。しかし、4番、10番、12番ホールでは、A・Bグリーンの中央に木が配置されており、ティショットの位置によってはスタイミーになるため注意が必要です。
OUTコースでは、池と浮島の美しい景観が特徴的な3番ホールと、池越えの7番ホールの2つのショートホールで池が大きく絡みます。他のホールでは脇に用水路が通りますが、フェアウェイは広々としており、全体的に林間コースのような落ち着いた雰囲気を感じられます。
INコースでは、OUTコースよりも視界が開けたホールが多く、池が絡むホールも増えます。特に、17番のショートホールは、フェアウェイがL字型の池に囲まれており、隣接する16番ホールとともに美しい景観を誇るホールです。
クラブハウスから道路を隔てたところに300ヤード・80打席以上の本格的な練習施設「鴻巣ジャンボゴルフセンター」があります。また6ホールのショートホールも完備しており、練習前後の調整には十分な環境が揃っています。
関文グループのGMG八王子ゴルフ場同様、クラブハウスは年季が入っており、洗練された雰囲気や寛ぎを求める方には物足りないかもしれません。年会費は3.3万円ですが、名義書換料(正会員)が88万円かかる為、やや高い印象は拭えません。
ただ、練習環境も充実しており、キャディ付きで、距離もあり、広々としたフラットな林間コースをご検討の方には、候補に挙がってくるコースかと思います。なお、女性のご入会時には、婦人会員を購入する必要があるので注意が必要です。
高崎線・鴻巣駅から運行があります(予約の必要はありません)。平日は行き4便、帰り4便運行しています。土日祝日は早朝便が1便増えて行き5便、帰り4便となります。詳しい時間帯についてはコースへお問い合わせください。
ゴルフ場内には練習施設はありませんが、クラブハウスから道路を隔てたところに関東文化開発経営の「鴻巣ジャンボゴルフセンター」があります。300Y・88打席と本格的な練習施設で、5Hのショートホールの利用もできます。
鴻巣カントリークラブの会員権を女性の方がご購入される場合には、「婦人会員」の会員権を購入される必要があります。婦人会員は一般の会員権(男性名義)のものと比べ流通量も少なく、一般のゴルフ会員権価格とは別の価格で取引されています。
経営会社は東京都新宿区にある「関文グループ(関東文化開発株式会社)」で、東京都のGMG八王子ゴルフ場や埼玉県の長瀞カントリークラブを経営しています。