アクセス抜群!左右が狭く、ショットの精度が重要になる伊勢原カントリー

2023年03月09日(木)

前回は東京都の赤羽ゴルフ倶楽部をレポートしましたが、今回は地元の神奈川県伊勢原カントリークラブです。当ブログをご覧いただき、ゴルフ会員権ご購入のご参考にしていただけたら幸いです。

伊勢原カントリークラブをラウンドしてみて、一番の好印象は「アクセスの良さ」でした。私の自宅から至近の東名町田ICから東名→新東名の伊勢原大山ICで降り、そこから約5分でクラブハウスに到着。土曜日の早朝ではありましたが30分で到着しました。アクセスに関しては◎です。

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クラブハウスはいわゆるオーソドックスなもので特筆すべきものも無ければ、不十分なものもありませんでした。駐車場もクラブハウスの目の前で、キャディバッグを降ろしたらすぐに駐車できます。

総評-18Hをラウンドしてみて-
ドライバーを使わないホールが多いです。そのため、上って下ってというミドル、ロングも多く、我慢が必要なコースだと思います。

ただトリッキーなだけでなく、要所要所があり、更にショットの精度が求められるため、ショットの正確さを身につけたいゴルファーがメインコースに加えてサブコースとしてメンバーになるというのが良いのではないかと感じました。

逆を言えば伊勢原カントリーで大叩きをして、「こんなのゴルフ場ではない」とキレてしまうようであれば、片手シングルは厳しいのではないかと思われます。

当日のラウンド
私の記憶が確かであれば、以前は27ホールの運営だったと思います。

今回久しぶりにお伺いしてみますと、18ホール+ショートコース(6ホール)という運営になっていました。

同伴したメンバーの方のお話では、「ラウンド後に空いていたら廻るときもあるよ」とのことでしたが、「タダにしてくれるとかやってくれないかなぁ」とも仰ってました。(後でHPを確認したところメンバー料金:1,650円~2,200円)

纏めますと、通常ラウンドはOUT-INの18ホール運営。それにプラスして6Hのショートコースになります。

<INコース>
今回は、07:07 INスタートのスループレイ。メンバー3名の方との同伴でしたが女性メンバーの方に合わせて白ティを使用しました。グリーンはL(左)グリーン。

久しぶりなのでどんなコースか覚えていないな...とパター練習をしながら思っていましたが過去の苦い記憶を早々に思い出させてくれました(笑)

出だしの10番ホール猛烈な打ち下ろしからの左ドッグレッグのロングホール。ティーグラウンドに立った瞬間に、「ああ、ここか」と記憶が蘇るくらい特長的なホール。

私だけではないかもしれませんが、やはり朝一は気持ちよくドライバーを振りたい。そんなことは許しません、と言わんばかりの左も右もタイトなスタートホール。かつ、ものすごい打ち下ろしで距離感を掴みづらいティーショットからのスタート。

200Y以上打ったら突き抜けてOBになると同伴メンバーさんに言われましたが、手前に置いてしまうとセカンドが打てるのか?という不安。

案の定、オナーでショットされたメンバーさんは左ドッグレッグの根本辺りまでしか飛ばずに、「セカンド打てないなー」の一言。

クラブ選択とそれに見合った完璧なショットが求められる。何とかフェアウェイをキープし、セカンド地点に行ってみる。残りは200Yなので2オンチャンス!と思いきや今度は猛烈なつま先上がり。そして左はタイトなOBゾーン。出だしから苦行でしかない...。
R(右)グリーンにオンでも致し方なしとOB回避でセカンドショットしたところ、傾斜通りにドローが掛かって、気持ち悪い2オン成功。

セカンドは170Yくらいできっちりレイアップして確実に3オン、バーディ狙いがセオリーと感じた。

この時点で過去の苦い記憶が徐々に鮮明になってきました。

11番は右ドッグレッグ+セカンド以降打ち上げの短いミドル。ここもティーショットは200Yまで。フェードで林の上を抜く人もいるかもしれませんが、その意味はあまりないと思いました。

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ここも何とか猫の額のようなフェアウェイをキープし、セカンド地点に行くと、今度は強烈なつま先下がり&左足上がり。そして打ち上げがキツく、ピンは見えないという状況。残りは95Y+打ち上げ。

12番は15Yくらい打ち下ろしの130Y前後のショート。特段の罠はないので安心できるショートだが、ティーショットでは何か左に引っかけそうな感覚を得た。

13番は長いミドルホール。ここでようやくドライバーを持てるのだが、上って、下りなのでティーショットの着弾地点が見えず、気持ちよくは振れない。

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頑張ってナイスショットしても、残りは180Yの下り。左はずっと林というタイトなホール。恐らくINコースでは一番スコアにバラつきが出るホールではないかと感じた。

14番は緩やかな右ドッグレッグの短いロングホール。コースなりにティーショットしたところ、セカンドの残りは220Y。グリーン手前のバンカーもそれほどややこしさはなかったので、飛ばし屋の方なら楽々2オンを狙えるし、きちんとレイアップしてパーオンも確実に狙えるサービスホールではないかと感じた。

15番は池越えの125Y前後のショートホール。池よりグリーンのすぐ奥に見えるOB杭が気になって仕方がなかった。

16番は何と表現したら良いのか、2階建てのような左右上下に分かれる特徴的なミドルホール。当日は左グリーンだったのでティーショットをやや右に打ってしまっても取り返しがついたが、逆だったら2オンを狙って大たたきという結末が容易に想像できる。

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左グリーンは見た目より距離があって、セカンドの距離は160Y残り、背の高い木を左右どちらかから回避しなくてはならないという状況。

きちんと左サイドに打てていれば、残り130Yという簡単なアプローチだったと思われる。

17番はやや上り右ドッグレッグの短いミドルホール。正面が突き抜けるように見えるが、上っているのと奥が広くなっているので、230Yまでであれば真っすぐ打ってしまって問題ない。220Y打って、フェアウェイを少し抜けたラフ。セカンド残りは90Yのやや上りが残った。

前半最終の18番は苦行の総決算とでも言わんばかりの、超タイトな上って下ってのミドルホール。前回大叩きした記憶があるのでレイアップしようかと思ったが、イチかバチかでドライバー。

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ナイスショットしたのだが、同伴者からは危ないかもの一言。行ってみると、猛烈にフェアウェイがくびれている上にカート道もあり、ほとんどフェアウェイが無い状態。

何とか下り斜面にボールは残っていたが、次回はドライバーはやめておこうと誓った。

とはいえ、残りは125Y残っていたので、レイアップした場合にはきっちり160Yは残ると思われ、苦行の総決算には相応しいホール。

INコースの印象としてはとにかく、気持ちよく振れない。

ここに打たないとダメというのがハッキリしている。東名厚木CCのウエストコースに似ていると言えば似ているが、よりシビアに感じた。

<OUTコース>
OUTコースは最初の段階でイライラする方もいるかもしれない

ゴンドラで下まで降りるのですが、ゴンドラを待つ時間があまりにも長く、またゴンドラを降りてからもひたすらカートで下っていくため、恐らくクラブハウスを出てから15分は必要と思われる。ここでイライラしないメンタルが必要かと感じた。

イライラを抑えて、後半出だしの1番はパっと見は見晴らしの良いロングホール。ティーショットはINと打って変わって気持ちよく打てる。
が、、、、セカンド以降は結構タイトな作りになっていて左右に曲げると簡単にOBになってしまう。レイアウト図で改めて確認すると「ツチノコ」みたいな形になっているので、飛距離によってはティーショットからタイトに感じる方もいるかもしれない。

ティーショットをドライバーで、セカンドの残りは240Y。頑張って2オンを狙うよりは、きっちりパーオンを狙った方が大叩きはないと感じた。

2番はどう表現したら良いのかも難しい上り右ドッグレッグの短いミドルホール。

まっすぐ150Yくらい打って、残り130Yの超上りを残すのがセオリーなのか。林スレスレに180Yくらい打って、残り100Y上りを残すのが良いのか。プレイヤーによって攻略法が全く異なると思われるトリッキーなホール。

私は150Y打って、残りが130Yの超絶な上り。ヘッドアップという表現が可愛いくらいヘッドアップして大ショートした。

3番は、そこそこ距離のある155Y級のショートホール。何の変哲もないショートに見えるが、グリーンが360度の砲台でワンオンしないと大けがする可能性を十二分に秘めた嫌らしいショートホール。

4番は上って下って(これ何回目だ?)の着弾地点が見えない、そして最後に左ドッグレッグするややこしいミドルホール。結論、ドライバーを使うべきではなく、ナイスショットが左傾斜を下りに下ってグリーン手前の木の根っこに。まだ残っていたから良いものの少しでも左に曲げていたらOBは必至。右もタイトなので、素直にレイアップするのが得策と感じた。

5番、ここまで来るともうどんなホールでも驚かない。またしても着弾地点の見えないものすごく左右がタイトなロングホール。

結論ドライバーを使う必要は全くないが、ロングホールはドライバーを使いたくなるゴルファーの性との闘い。

欲望には勝てず、林にニューボールを寄付しておきました。

UTで打ち直しをさせて頂き、セカンド地点に行ってみると猛烈な下りになっていて、下りを入れると残り220Yくらい。ただ、左右は更にタイトに見えるレイアウト。
7番アイアン3回でパーオンがセオリーなのかもしれない。

6番は、恐らくParで上がれればバーディみたいなもの、と言われている上りの長いミドルホール。ドライバーはきっちり打てたのに、残りは上りを入れて210Y。

そしてライは左足上がりで左右は林(恐らくOB)。3打目勝負がセオリーではないかと思われる。

7番は超打ち下ろし右ドッグレッグの短いミドルホール。林をショートカットすればワンオンが狙えるとは思う。

下りも考慮し、180Yくらいショットすると残りは70Yのアプローチ。狙ってバーディが取れるホール。

8番は25Yほど打ち下ろしの150Y級のショートホール。

待っている間も風がコロコロ変わって、慣れれば慣れるほど風を気にしてしまうような気がするホール。奥も狭く、プレッシャーは高い。

最終9番は中央の木でフェアウエイが2段に分かれている短いミドルホール。

上段、下段、どっちでもさほど難易度は変わらないと思えたので、正面の木を狙って当たったら自身のティーショットの正確さを褒める、で良いと思われる。

当日はそれまでのウップンを晴らすべく最後の最後で正面の木に向かってマン振りしたため、中央のバンカーを越え、グリーン手前までティーショットができたが、普通ならバンカーに掴まる距離感。

OUTコースはINコースに比べ、気持ちよく振れるホールがいくつかはあったように思えたが、振り返ってみるとさほど変わらなかった。

◇練習場
いわゆる鳥かごの練習場ですので、朝一の当たりを確認する程度になります。バンカー練習もありましたが、これを使っている人はいるのか?と思えるような他の皆さんのショットの迷惑になりそうな位置にあったので使いませんでした。

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ロッカーキーで清算できるのでコインなどを買う手間がなくそこは◎でした。

◇レストラン
至って普通ですが、美味しかったです。ごちそうさまでした。

◇競技
月例はAクラスとBクラス2クラス分け。それ以外にも他のクラブと同様に各種競技が組まれていました。結果を見る限り、かなり多くの方が参加されている様子でした。

◇予約
PGMのコースなので、ネットでの予約がメインになるかと思います。当日もPGMの「一人予約」で予約してメンバーさん3名に加えて頂きました。同伴のメンバーさんも一人予約で予約されたとのことでした。

◇プレー進行
土曜日の07:07スタートだったので前半はスイスイ。詰まることなく、前半は9:10にはホールアウト。

普段はどうですか?とメンバーさんにお聞きしたところ、前週の月例では前半3時間、後半3時間半でした、とのコメント。

特に競技の日は待ちが発生するとのことなので、ビジターは日曜日を避けた方が良いと思います

そんな話をしながら前半を終え、スループレイなので15分ほど休憩の後、後半スタートというところで前述のゴンドラとの闘い。スルーだったのでまだ良いですが、結構ストレスが溜まります。

後半は結局10:00スタート。スルーなのに50分のインターバルって普通の昼休憩と同じじゃん、というのは言わずにおきました。

後半は待ちが毎ホール発生し、ホールアウトは12:45の2時間45分でした。

まあまあ空いてたね、というメンバーさんのコメントが印象的でした。

◇最後に(伊勢原カントリーの会員権をご検討の方に)
アクセスは抜群。そこについては何の疑いを持つ必要がないゴルフ場です。強いて言えば、インターチェンジを降りてからコースまでにコンビニエンスストアが無いのが不便ということくらいでしょうか。本当にアクセスは抜群です

また、クラブバスも運行しているとのことなので、電車ゴルファーの方にも魅力的なゴルフ場と言えると思います。

一方でコースは左右が狭いホールが多く、グリーンが小さいので、
■ティーショットはドライバーを打ちたい
■ショットは飛ぶけど曲がりがち
■大きなグリーンが好き
という方はやめておいた方が良いと思います。

東名や小田急線沿線にお住まいの方で、上記に当てはまらなければ、ゴルフ会員権価格やアクセスの良さを考えれば検討する価値はあるとは思いますが、一度コースに視察プレーに行くことを俄然オススメします。

伊勢原カントリークラブ会員権情報(神奈川県伊勢原市子易132)