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2024.11.07

セゴビアゴルフクラブ イン チヨダの預託金充当制度について-2024~

デズモンド・ミュアヘッド設計で、独特のコース形態と景観の美しさがあるセゴビアゴルフクラブ・インチヨダですが、今年の4月から名義書換料が値上がりしています(正会員:55万円から88万円)。

正会員の名義書換料の推移(税別)
2018年~3月31日まで:30万円
2018年4月から:40万円
2019年4月から:50万円
2024年4月から:80万円

ここ5年は名義書換料の変更はありませんでしたが、2024年4月から88万円(税込)に値上がりしました。GRAND PGMのハイエンドコースとして、会員募集額との兼ね合いから、名義書換料を値上げしても、需要の落ち込みはそこまでないだろうとの判断かと思います。

2018年に当ブログでも記事を纏めましたが、当時とは名義書換料も変更となったため、改めて2024-2025年度版として、よくご質問を頂く「名義書換料への預託金充当制度」について解説します。

預託金充当制度とは?
PGMによると、「預託金充当制度とは、名義書換料の支払いにご購入された会員権の預託金の一部または全額を充当できる制度」と説明されています。

預託金とは?
皆様から「預託金とは何か?」という質問をよく頂きます。

預託金とは、売り手の会員権証書に記載された金額(「額面」)のことです。入会時に支払う「入会預託金」とは異なり、繰り返しますが「会員権に記載されている金額」を指します。

セゴビアゴルフクラブの預託金145,000円の会員権証書

セゴビアゴルフクラブではこの預託金(額面)が統一されておらず、金額もばらばらです。ここでは例として預託金145,000円、95,000円の証書を挙げます。

現在、名義書換料880,000円(税込)に対して預託金を全額充当可能です。このため、預託金額によって実質の名義書換料が変わります。

実質名義書換料の差
先に挙げた預託金A:145,000円、B:95,000円を例に実質の名義書換料を比較してみたいと思います。

セゴビアゴルフクラブにおける会員権の預託金の違いによる実質名義書換料の差異

上の表では、預託金が145,000円の証書と95,000円の証書の間では、実質名義書換料に50,000円の差が生じます。

会員権のご購入者様は、実質名義書換料が安くなる会員権が良いに決まっているので、仮にA:預託金145,000円、B:95,000円の会員権が同じ価格で売りに出た場合、皆様がA:預託金145,000円の会員権を選ばれます。

そうなるとA:預託金145,000円の会員権は需要が高まり、結果として会員権相場は上昇します。逆にB:預託金95,000円の会員権はA&Bに比べて需要が低くなることで、会員権相場はAに比べて下がることになります。

市場で取引される会員権価格も理論上はA-Cの差である約50,000円弱の開きが出てくることになります。

会員権価格だけでは一概に高い、安いとは言い切れず、売り手の方の預託金金額に応じて会員権価格が形成されています。そのため、必ず売り手の方の会員権の預託金(額面)がいくらかなのかをご確認ください。

注意点
預託金を全額充当すると、入会後の会員権の預託金は0円(無額面)に減額されます。その結果、将来的に売却する際に次の入会者の方が、名義書換料への預託金充当をできなくなるため、会員権の価値が下がることになります。

しかし、購入時のコストを大幅に抑えられるため、多くの方がこの制度を利用しています。

セゴビアゴルフクラブインチヨダ(〒315-0077茨城県かすみがうら市高倉1384)

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