2024.09.13
今年の4月より、ザ・インペリアルカントリークラブの名義書換料が改定されました。現在の名義書換料は以下の通りです。
【改定された名義書換料】
ゴールド(正)会員:550,000円(税込)
オレンジ&グリーン(隔週)会員:275,000円(税込)
※名義書換料には、預託金を充当することが可能です。
今回は、ザ・インペリアルカントリークラブをご検討中の方からよくお問い合わせをいただく「名義書換料への預託金充当制度」について詳しくご説明いたします。
預託金充当制度とは何か?
PGMのホームページに記載されている「預託金充当制度」の説明は以下の通りです。
「預託金充当制度とは、名義変更料のお支払い手段の一つとして、購入された会員権の預託金の全額または一部を名義変更料に充当できる制度です。」
まず、多くの方からよくいただくご質問に「預託金とは何か?」というものがあります。「預託金」とは、売り手の会員権証書に記載されている金額のことで、「額面」とも呼ばれます。
「預託金」という言葉から、入会時に名義書換料と一緒にゴルフ場へ支払う「入会預託金」と混同される方もいらっしゃいますが、ここでの「預託金」とは、あくまで売り手の会員権に記載された金額(額面)を指します。
売り手の会員権の預託金(額面)はばらばら
ザ・インペリアルカントリークラブの会員権は、売り手によって預託金(額面)が異なります。以下にいくつかの例(①~③)をご紹介します。
①預託金48万円の会員権
会員権証書には「エスティティ開発株式会社(PGM以前の経営会社)」と記載がありますが、名義書換に支障はございません。赤枠で囲ったところに、「金四拾八萬圓也」と記載があり、本会員権は預託金48万円の会員権証書であることが分かります。
②預託金25万円の会員権
こちらの会員権は「PGMプロパティーズ株式会社」となっており、預託金は「250,000円」と記載されています。
③預託金0円(無額面)の会員権
比較的多くが流通しているとされる預託金0円(無額面)の会員権です。
名義書換料と預託金の充当例
現在の制度では、ゴールド会員の名義書換料(550,000円税込)に対して、預託金を上限55万円まで充当することができます。以下の例を基に、実際の名義書換料を比較してみましょう。
証券A(預託金480,000円)
名義書換料:70,000円(550,000円 - 480,000円)
※充当後、新しい会員権の預託金は0円となります。
証券B(預託金250,000円
名義書換料:300,000円(550,000円 - 250,000円)
※充当後、新しい会員権の預託金は0円となります。
証券C(預託金0円)
名義書換料:550,000円(550,000円 - 0円)
※既に預託金が0円のため、入会後も新証券の預託金は0円のままです。
会員権相場と預託金の関係
入会をご検討されている方にとって、実質名義書換料が安くなる会員権は魅力的です。仮にA(預託金480,000円)、B(預託金250,000円)、C(預託金0円)の会員権が同じ価格で売りに出た場合、A(預託金480,000円)の会員権を選ぶ方が多くなります。
結果として、A(預託金480,000円)の会員権の需要が高まり、ゴルフ会員権相場は上昇します。逆にC(預託金0円)の会員権は、AやBに比べて需要が低いため、ゴルフ会員権相場は下がることになります。理論上は会員権A(預託金48万円)と会員権C(無額面)の会員権の価格差は48万円となります。
預託金充当制度のまとめ
ザ・インペリアルカントリークラブの会員権においては、よく新聞や雑誌に掲載されている会員権の価格だけで一概に高い、安いとは言い切れません。売り手の会員権の預託金の額によって、会員権の相場が形成されているためです。そのため、相場に記載されている売り希望がいくらの預託金(額面)の会員権なのかを必ずご確認ください。また、ザ・インペリアルCCの会員権の購入をご検討される際には、総額(税込、年会費月割費用別)で比較・検討することをおすすめします。
ザ・インペリアルカントリークラブ(茨城県稲敷市佐倉1324-1)
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