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2024.06.25

新型コロナウイルスとゴルフ会員権相場に関する考察(チェックメイトCC相場推移より)

新型コロナウイルスの影響で、「密」にならないゴルフが注目を集め、会員権相場は数年にわたって上昇しています。今回は、神奈川県にある人気のメンバーシップコース「チェックメイトカントリークラブ」のゴルフ会員権相場をもとに、新型コロナウイルスとゴルフ会員権相場の推移について考察します。

まず、新型コロナウイルスの流行から「5類感染症」に位置づけられるまでの流れを、以下にまとめました。

新型コロナウイルスの流行から5類感染症までの流れ
・2020年2月~5月:第1波(4月に第1回の緊急事態宣言)
・2021年7月~9月:第5波
・2022年1月~3月:第6波
・2023年5月:5類感染症に位置づけ

上記の流れに沿って、チェックメイトカントリークラブ(正会員)の会員権相場の推移を以下の図にまとめました。チェックメイトカントリークラブ(正会員)の会員権相場は、2020年初頭の90万円から、2024年5月までの間に実に100万円も値上がりしています。

新型コロナウイルスの流行とチェックメイトカントリークラブの会員権相場推移

この図から読み取れるポイントは次の通りです。

(1)新型コロナウイルス流行の初期段階(第1~3波)
この期間は、今後の動向に対する不安が影響し、会員権相場には大きな変動が見られませんでした

(2)第4波から第6波の期間
この期間には、「密」にならないゴルフの利用価値が大幅に見直され、プレー人数が増加しました。その結果、会員権相場も急上昇しました。

チェックメイトCCの会員権価格は約50%上昇しています。

(3)5類感染症への位置づけ後
5類感染症に位置づけられた後も、ゴルフ会員権の需要は減少せず、相場はさらに上昇を続けました。

上昇率は、第2段階からさらに約35%です。

新型コロナウイルスの鎮静化と共に、ゴルフブームも終息するのではという見方もありましたが、チェックメイトカントリークラブのように堅実なメンバーコースでは、会員権価格の上昇が続いています。2024年6月に入っても、このようなコースは依然として品薄状態が続いており、今後の相場推移に注目が集まります。

チェックメイトカントリークラブの会員権相場

会員権相場