BLOGスマートゴルフを目指して

2010.04.15

取引中心値について

「取引中心値で登録したのになぜ成約しないのか?」


そんなご指摘をたまにいただきます。その通りなんです。返す言葉がありません。
ゴルフ会員権100万円の売り希望、80万円の買い希望、これなら誰だって中心値は90万円ですよね。

では100万円の売り希望が3件、買い希望が80万円1件、この場合の中心値は幾らにすれば妥当でしょうか。成約しそうな金額と考えれば85万円でしょうか。この辺のバイアスのかけ方が難しいところなのですね。一種の先読みでもあります。売りが3件もあるから中心値を85万円にします。そうすると85万円で登録する方がいらっしゃいます。妥当な金額なのですぐにも成立すると思いきや売り手から打診がありません。恐る恐る売り手側に問い合わせると3件の売りは全て駄目になってしまったりします。

そこで冒頭のお叱りとなる訳です。
だったら新聞や雑誌でよくあるようにゴルフ会員権相場を売り希望幾ら、買い希望幾らと掲載したらいいのではと言われます。

しかしそれは「ゴルフ会員権ネット」の完全仲介のコンセプトにそぐわないので嫌なんですね。小さい頃からのへそ曲がりのせいです。会員権を買いたい人には100万円、売りたい人には80万円と答えたくない、堂々と90万円ですと伝えたいのが取引中心値を採用した所以です。

取引件数が増え、実績が多くなれば中心値も自ずからぶれないものになっていくと信じています。

取引中心値→「売り手、買い手が等分に歩み寄ったサンクチュアリ」

小さい頃からへそ曲がりの他にキザでもありました。

ゴルフ会員権取引