2022年11月16日(水)
今回は神奈川県の東京カントリー倶楽部で初めてラウンドしてきましたのでレポート(ブログ)に感想をまとめます。東名高速・秦野中井ICから20分程度とアクセスがとても良いです。近隣の秦野カントリークラブでは何度もプレーをしたことがあり、以前から東京CCは気になっていたコースでした。東京カントリーのゴルフ会員権をご検討の方の一助になれば幸いです。
ナビ上では、インターを出てからクラブの入口まで綺麗に舗装された片側1車線の道路が続いているため、運転の不安もありませんでした。
ただ、その入口から延々と曲がりくねった急な坂道を上っていくので、そこで初めて「あ、山の上にコースがあるんだな」と実感します。
(東京カントリー倶楽部の会員権をご検討の方に)
結構トリッキーなコースではあります。距離については長いと思ったホールは一つもないので平均的だと思います。きちんと狙ったところに打てないと大叩きするホールがいくつかあるのと、グリーンが打ち上げのホールが多数あるので、打ち上げの距離感を考えることが必須のコースです。
それを練習だと前向きに捉えるか、無理やり難しくしていると捉えるかは人それぞれだと思います。
とはいえ、東名高速からのアクセスもよく、基本的にはメンバー重視で、富士山や秦野市街の眺めも抜群ですので、日頃の鍛錬には良いコースだと思いました。
南国リゾートのような開放感あるクラブハウス
駐車場を降りて、まず感じた印象は開放感。山岳コースと言われるには良い意味で印象が裏切られ、房総方面のリゾートコースに来たような気分を味わう人も多いと思います。
クラブハウスは清潔感があり、古さはあまり感じません。接待向きというよりカップル向きの印象の方が強いかもしれません。
浴場は27Hにしては少し小さいかなと思いましたが、お風呂の湯量もとても多く、良い印象でした。
女性ゴルファーの方によると、お手洗いもロッカールームもキレイだったとの事です。
一番人気の東コースをラウンド
東京CCは東コース18H(OUT、IN)と南コース(9H)の27ホールで構成されています。
・東コースOUT→東コースIN
・東コースINから南コース
・南コース→東コースOUT
というコースローテーションになります。
マスター室の方のお話では、東コースOUT→東コースINが一番人気のあるローテーションとのことでした。
当日は午後スルーでのラウンドでしたが、混み具合を見たマスター室のご配慮で、東コースIN→東コースOUTという変則ローテーションでラウンドさせてもらいました。
12:00:東コースINからスタート
出だしの10番は打ち下ろしですが、残り100Yからは打ち上げになるため、ミドルホールのティグラウンドでは「うーん、トリッキーだな」と感じました。
パっと見た感じでは、広くなっているフェアウェイの右サイドに打てば良さそうにも思えるのですが、左奥の隠れたところにグリーンがあるため、つま先上がりのセカンドで引っかけたらOB必至という悪い妄想との闘いでした。
何とか2オンしてグリーンに行ってみると、アンジュレーションと言って良いのか微妙なポテトチップスな2段グリーンでした。
11番:短いミドルホール。右は斜面、左はOB、フェアウェイは200Yまではくびれがあるがフェードヒッターにはストレスの無いミドルホール。引っかけたら即アウト。
12番:軽い打ち下ろしの180Y級のショートホール。特にトラップはなく開放感もあって気持ちよくショットできるショートホール。
13番:打ち下ろしからの右ドッグレッグ打ち上げのミドル。振り返ってみると打ち下ろしからの打ち上げというホールが非常に多かった印象。こちらも飛距離の出るドローヒッターには少しイメージが湧きにくい印象でした。
14番:池越えの長めのミドルホール。見た目では右側がタイトになっており、フェード打ちの私にはフルショットする勇気が出ませんでした。
15番:打って変わって左が超タイトな短いミドルホール。グリーンも左サイドにあるのでティショットを左サイドに置いてしまうとセカンドもかなりタイトになると思われます。
16番:短めのロングホール。ティショットは見渡しが良いため気持ちよく振れますが、最後がダラっと打ち上げになっているので2オンは難しいかもしれません。グリーンは縦長なので、縦より横幅を合わせないとグリーンをこぼれてよもやの大叩きになってしまいそうなホールです。
※このホールでは、セカンド地点の木陰で休んでいる鹿3頭に遭遇しました。
17番:グリーン面が見えない砲台グリーンの130Y級のショートホール。左グリーンは少しでも左に曲げると崖になっています。右グリーンは超砲台なので手前に落とすと大変なことになりそうです。
最終18番:S字かつセカンド以降が超打ち上げのロングホール。ティショットは左の斜面スレスレかドローで打っていかないと右に突き抜けてしまう距離感(レギュラーティ)です。セカンド以降は、2番手は上げてもお釣りがきます。
※2nd以降は打ち上げの最終No.18
コースマネジメントが求められる東コースOUT
1番:長めのロングホール。ティグラウンドに立つと目の錯覚を覚えるくらいフェアウェイが左下がりの傾斜になっていて、どこに打ったら良いか初見では分かりづらいです。
朝一の調子を確認するには少し気を遣うホールと言えます。グリーンがセカンド地点からは確認できない左サイドに隠れていて、フラッグはどこにあるのか?と探してしまいました。
3打目を少しグリーンオーバーしてカラーかなと思いつつグリーンに上ったとき、グリーンセンターにボールが1つありました。あれ?こんなところに乗ったのか?と思っていたら・・・(後述)。
2番:フラットな160Y級のショートホール。バンカーがあるのが気になりますが、縦の距離感さえ間違えなければ入ることは少ないと思われます。
3番:猛烈な左傾斜の短いミドル。フェアウェイの右サイドに着弾したのに左のラフでボールを発見。右斜面に打つのがセオリーなのかもしれません。
4番:初見ではどこにどのくらいでティショットすれば良いのか全く分からないミドルホール。ドライバーで左サイドにある木の上に打ったところ、超下りのラフにズボっと入っていました。170Yくらいでレイアップしてセカンド勝負がセオリーかと・・・。そして恐らくこのホールからの打球が・・・・(後述)。
5番:左傾斜のミドル。セカンドからの打ち上げは厳しく、2番手で上げてもショートしたので、ピン位置によっては3番手でも良いかもしれません。
6番:グリーンが手前のバンカーと右サイドの林に囲まれたごく短いミドル。軽い打ち上げでもあるため、ティグラウンドからはどこに打てば良いのか分かりづらいです。飛距離が出れば1オンも可能な距離ではありますが、きっちり200Y打ってアプローチで2オンが無難かと思われます。
7番:ティショットがタイトでプレッシャーの掛かるロング。グリーンは左の林に隠れているためセカンドからはピンが見えません。なぜグリーンがここにあるのか?と疑問を抱かせるホールです。
8番:今度は右急斜面の打ち上げ→打ち下ろしのミドル。セカンドはグリーン奥が崖に見えるため距離感の取り方が難しい。
最終9番:20Y打ち下ろしの165Y級のショートホール。左に引っかけるとノーチャンスだが右サイドは安全。最後も小さな2段グリーンが待っています。
東コースをラウンドしてみて【総評】
東コースは、いわゆる鬱蒼とした森に囲まれた山岳コースのようなものとは異なり、開放感があります。いざ廻ってみると、結構タイトなコースと感じました。
決して狭くはないのですが、「うーん、打ちづらいな」と感じるホールが多いです。
また、グリーンの位置がこの辺にあるだろうな、と思っていたら、え?そんなところにあるの?と驚くホールがいくつかあったので、何度か廻らないとコースマネジメントは難しいかもしれないと思いました。
ただ、それがこのコースの楽しみ方であり、攻略しがいがあると言えばその通りなのかもしれません。
左OBの次は右OBと、ドローヒッターにもフェードヒッターにも平等なつくりと言えますが、フェアウェイも左右の斜面が多く、また極端な打ち上げも多いので女性には少し厳しいかもしれません。
そういった意味では、ドライバーを飛距離はなくともストレートに左右を気にせず打てるゴルファー、セカンドをきっちり高いボールが打てるゴルファーであれば何の苦にもならないと思います。
途中で後述と記載した件は、東コースOUT、1番のグリーンセンターにボールが一つあり、大きなボールマークが山の方向に。
これは一体どこから飛んできたのか?と同伴者と訝しがって周囲を確認していたところに2球目が目の前に着弾し、あやうく打球事故になるところでした。ボールマークの方向も1球目と同じ向き。よく見るともう2つ、関係のないボールがグリーン脇に転がっていました。
後々レイアウトを見ながらラウンドしてみると、4番ホールのティショットをドライバーで左に引っかけたらピッタリ着弾の位置になるのかもと思いました。
そこでラウンド後にコースの方に伝えましたが、「え?あー、それは危なかったですね」とのこと。謝罪を求めているわけではないし、確かにそうとしか言えないなとは思いつつも、あのレイアウトだと結構よくあるパターンなのではないかと思いました。
コースをよく知るメンバーの方でなければ分かりようもないですし、私も同じことをやっていたかもしれないですが、曲げたときには「ファー」の一声は欲しいものです。
<女性の弁>
・レディースティはお得な距離感
・上りが多いので疲れた
・見た目は好き
レストラン
スループレイだったので食事はしていませんが、少しお邪魔させて頂いたところ、レストランも日が差し込む綺麗な雰囲気でした。このご時世でかなり騒がしかったのが気になりましたが、クラチャンシーズンのようだったので、競技にご参加の皆さんだったのかもしれません。
練習場
クラブハウスから下ったところにあるため、練習場行きのカートに乗るのをオススメします。100Yくらい先の崖に打ち込むようなスタイルの練習場なので、飛距離感のイメージはできませんでした。
プレー進行
日曜日の12:00スタートスループレイで、前半2時間45分、後半2時間20分でした。前半はとにかく毎ホールで待ちが発生する状態で、後ろの組のキャディさんに確認したところ、他のコースはもっと混んでいるだろうとのことでした。
東コースINからスタートさせて頂いたことに感謝はしましたが、さすがに待ちすぎという印象はありました。(12:00スタートなので恐らくは前半8:30~9:00くらいにスタートした皆さんの後半と被っている時間帯)。
後半は前にいなかったので5番ホールまでサクサク進み、1時間45分くらいで終わるかなと思いましたが、6番で追いついてからは毎ホール10分待ち。結局標準的な2時間20分かかりました。
12:00:東コースINスタート
14:45:東コースINホールアウト
14:50:東コースOUTスタート
17:10:東コースOUTホールアウト(この時点であと3組ホールアウト待ちと言っていました)
お風呂に入って、17:30チェックアウト
こんな感じでした。
東京カントリー倶楽部(神奈川県秦野市寺山1450)