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2011.11.24
視察に行かれた方からメールをいただきました。
『コースはやや短めでしたが一緒に回ったメンバーの方がとてもいい人で色々教えてくれました。
スタッフも親切な感じでとても気に入りました』
コースの事を聞かれるとついガードバンカーが効いててグリーンのタッチが早く戦略性が高い
などと高説まがいの説明をしがちですが、多くのゴルファーが求めているのは
実はそんな事ではないのではないかと不図考えてしまいました。
プレーに自信がある方ばかりではないので雰囲気が良く、
初心者でも快く受け入れてくれそうなコースが何より優先するのではないかと思います。
以前アメリカのレストランのプロのサービスの話を書いた事がありますが
チップをはずんでもらうためにそのお客様の家族構成や仕事、趣味その他あらゆるデータを
頭に入れて会話を交わすそうです。
確かに「いらっしゃいませ」と言われるより「久し振りですね」と言われる方が勘違いしやすいかもしれませんね。
カードでチェックイン、自動精算機でチェックアウトが急速に進んでいる中で
ふれあいサービスは難しい面もあるかと思いますが「精算機」の横で
にこやかに「今日の調子はいかがでしたか」とか「またお待ちしてます」などと
声をかけられたら悪い気はしないのではと思います。
そういえばその昔(もう時効です)、「もうすぐ誕生日ですね」なんて言われて
つい分不相応に銀座のお店に通い詰めた事があったのを思い出しました。
2011.10.05
先日、お取引後にこんなメールをいただきました。
思わず最後の一文あたりでパソコン画面が滲んでしまいました。
「入金確認いたしました。このたびは、いろいろとお世話になりました。
ネットの検索で偶然見つけてお願いはしてみたもののメールのみの取引なので、最初は少々不安もありました。
丁寧で迅速なご連絡をいただき、最終的には安心してお取引ができましたこと、深く感謝しております。
ゴルフが大好きで病気になる間際までプレーをしていた父も、ゴルフ好きの方々にゴルフ会員権が利用され続けていくことを天国で喜んでいることと思います。
ありがとうございました。」
学生時代谷崎潤一郎の文章読本を読みましたが、思いが素直に伝わる「見本のような文章」と大作家も推奨してくれるのではと思います。
この仕事を始めて良かった、少しはお役に立てたと都合良く解釈し普段なら寝酒のウィスキーソーダ割りをいただくところですが、病気になる間際までのプレーを少しでも伸ばしたい、とショートパットの多い小心者はついウーロン茶に替えてしまいました。
2011.08.11
とあるコースの名義書換件数の推測です。
弊社の取り扱い件数から全体を類推したものですから確かな数字とは言えませんが、色々な要因からかなり実態に近いのではと密かに自負しております。
名義書換件数、年間200件、つまり200人の方が新しく会員になったことになります。
・少なく見積もって年間30回(入会したてが一番多い)プレー
・一回当たりの費用はメンバーフィー約8,000円(セルフで食事代込み)
で計算するとざっと4,800万円です。200人の方の名義書換料、物品売上げ、ビジター同伴売上げ、等を加えるとざっと1億円は下らないのではと推察されます。
今まで免除になっていた年会費が名義書換により生き返ってくるのはもちろん、何よりコースにとって大きいのは30,40代の新しい会員を取り込める事だと思います。
まさに細胞の活性化と言えます。
市場全体として名義書換が低調な現在、年間の名義書換件数が20,30件のコースがざらにある中で驚異的な件数です。
もちろん色々な要因があり(ゴルフ会員権を扱う立場として買い手側の意向をダイレクトにお聞きしています)簡単にその件数に到達している訳ではなさそうです。コース側の努力も大きいと思います。
新しい細胞同士が「お久し振り」と声を掛け合う状況を一刻も早く作り出すお手伝いが出来ればと切に思います。
2011.07.29
最近福岡伸一という生物学者の本を面白く読ませていただきました。
何ヵ月振りに友達に会うと決まって「お久し振り」という挨拶になりますが細胞学的に言うと非常に変な感覚だそうで、全ての細胞は入れ変わっていて前回会った時の身体とは別の身体同士が挨拶をしているのだそうです。
ゴルフ場のスリーピング会員は平均して7割と聞きます。年に1,2回来場のみを含めるともっといくのではと言われています。
メンバーが入れ変わらないのがなんとなく伝統になっていて、入会のハードルが高く若い人が入会を敬遠してもさほど気にならないというというメンタリティが醸成されているような気がします。
あるゴルフ場では名義書換料を下げ、更に預託金を書換料に充当出来るようにし、入会条件を簡便にし、なおかつコースの雰囲気を上げて多くの若いゴルファーを取りこんでいます。書類を提出すればその週末、面接がてらメンバー料金でプレー可能となるウェルカムポーズを全面に出した企業努力が予想以上の結果につながっていると言えます。
ゴルフ場の活性化が叫ばれますがそれはつまり会員という「細胞」が活発に入れ変わることだと思います。名義書換料がゴルフ会員権相場の何倍も高く、預託金も徴収となると細胞の新陳代謝が悪くなってしまうのではとつい危惧しています。
2011.06.06
お取引いただいた方にアンケートを送らせていただき、ご利用お客様の声としてページにまとめております。
色々なご意見ご感想をいただきありがたい限りです。
『年会費をゴルフ会員権ネットさんにお支払したにも関わらず、ゴルフ場からも請求されるという事がありました。その後ゴルフ場から直接連絡して頂きまし たので、恐らく問題は無いとは思いますが・・・今後友人にも紹介したいと思いますので、このような事の無いよう気をつけて頂けますよう、お願い致します』
これは引き上げてみたら事前の確認と違って年会費免除だったケースです。プロとしてお恥ずかしい限りです。定期的にチェックをしていますのでお預かりした年会費等が処理されていなければ自動的に分かるようにはしています。
『やはりメンバーとしてゴルフ場に行く時の何ともいえない気持ちはビジターでは味わえません』
こういうコメントをお聞きするとバーディを取った時のような気分です。
『今回お世話になったのは数十万円程度と決して高額な相場の倶楽部ではありませんでしたが、仮に数百万とか数千万というような大きなという資金の移動があった場合には不安を感じるかもしれません』
ごもっともです。自分でもその立場でしたらそう思うと思います。
簡単ではありませんがその都度お客様と相談の上ご心配のない取引の形を取らせていただいてます。
『相場やゴルフ場の人気度などの状況が細かく分かると、買値をつけるのに楽だと思いました』
その通りだと思います。今後何とか分かりやすい形で提供できたらと考えています。
『ゴルフ会員権売買活性化のためにも頑張って下さい』
中々売り物が見つからない時や価格が折り合わない時つい下を向きがちですが思わず鞭が入ります。
色々ご不安だったのに会員になられて喜びのお声をいただくとつくづく有り難いことだと思います。
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