ゴルフ会員権を初めて購入することに関する私的な考察

2023年08月17日(木)

■ゴルフ会員権購入のきっかけと経緯:
私が最初に会員権を購入したのは11年前の2012年、30代後半の時。

それまでは自分は、仕事関係や会社の先輩、大学の友人などと月1~2回ゴルフをするようなゴルファーで、身内のコンペなどにも誘われれば参加しておりましたが、毎回ベスグロを競っているのは同じ方々。その方々のことを、どうして毎回80台で廻れるのかなあ、と雲の上の人のように感じていました。

自分と同じく100前後でラウンドするメンバーとのゴルフも、勝った・負けたと楽しくはありました。しかし、元来負けず嫌いの性格でもあり、ベスグロゴルファーと自分は何が違うのか、という疑問が徐々に湧き始めました。共通項は色々ありましたが、ベスグロゴルファーの方全員に言えることは、皆さんどこかのゴルフ場のメンバーでした。

どうせお金をかけてゴルフをするなら、コンペでベスグロを取れるようになりたいと思い始め、どこかのゴルフ場のメンバーになってみようかなと、これがゴルフ会員権購入に至ったきっかけです。

ネットで色々調べてみると、ゴルフ会員権価格は当然のことながら、名義書換料やら入会預託金やら推薦人が必要かどうか等、ゴルフ場によって価格や条件が異なっていました。そして年会費もゴルフ場によってバラバラです。

そのうえ、メンバーになったらプレー代がいくらなのか、他にどんな特典があるのか、予約はどう取るのか等、その辺の重要な情報はブラインドにされていることが多いため、一旦、会員権購入を躊躇した記憶があります。

kaiinken.png

とはいえ色々な情報を集約すると、ゴルフ会員権購入時に必要な初期費用は以下になっています。
・ゴルフ会員権代
・名義書換料
・入会預託金(入会預託金制度を設けているコースに限る)
・会員権仲介業者への代行手数料
・年会費月割費用

また、ゴルフ会員権を購入した後のランニング費用は以下です。
・年会費
・毎回のメンバー料金

更に調べていくうちに、メンバーのプレーフィは、ほとんどのゴルフ場が平日も土日も一律であることがわかりました。

そして、どのゴルフ場が自分のお財布に見合っているかを調べることにしました。

分かったことは、
1.あくまで相対取引なので、同じゴルフ場でも会員権業者によってゴルフ会員権代が異なること
2.仲介手数料も業者によって異なること
3.名義書換料というのは購入者からしたら単なるコストであり、ゴルフ場にとっては単なる収益であること
4.コースによってはキャンペーン等で名義書換料を割引していたり、名義書換料への預託金充当サービスを行ったりしていること
5.会員権の預託金(額面)には据え置き期間があり、退会してもすぐに返還されないこともあること

他にもたくさんありましたが、ゴルフ会員権購入に際して気を付けるべきことはこの辺りだなと思いました。

会員権を購入した後、後悔しないために、そして無駄なコストをかけないために、ゴルフ会員権代金は許容するとして、以下の点を重視しました。

【会員権購入にあたって重視した点】
・名義書換料が安い
・入会預託金が不要
・希望のゴルフ場の売買実績があるゴルフ会員権仲介業者
・仲介手数料が安い仲介業者

結果、神奈川県の「秦野カントリークラブ」の会員権をゴルフ会員権ネットさん経由で無事に購入することができました。

ゴルフ場の探し方は千差万別だと思いますが、よほどここのメンバーになりたい!ということでなければ、悪くない探し方だったと今でも思っています。決して安い買い物でもないですので。

■本当の意味のメンバーになるまで
ゴルフ会員権を購入し、メンバーになるまでは書類手続きとコースに赴いての面接だけでしたので、さほど手間はかかりませんでした。

秦野カントリー以降、かれこれ4コースのメンバーになりましたが、面接が無いコースもありますし、他のメンバーとの同伴プレイが必要なコースもあります。

ハイクラスのコースになると一定期間ゴルフ場に入会希望者としてクラブハウス内に掲示され、身辺を確認されることもあります。(よくゴルフ場で見かける指名手配みたいなアレです)。

いずれにしても、ゴルフ会員権業者さんの指示に従って、必要書類を書いてコースへ提出したら、後はコースの指示に従えば晴れてメンバーになることができます。

「メンバーになりました。さて、ここからどうすれば良いのか?」
ビジターの時はネットの予約サイトでプレー予約する、というのが普通でした。ただ、楽天GORAやGDOなどの外部ポータルサイトでは、メンバー予約はできません。

最近は各ゴルフ場が自前でネット対応しているため、メンバー予約もネット化が進んでおりますが、今でもメインは電話予約になると思います。

初めてホームコースの予約を取る際はものすごく緊張しました。
「メンバーのRYOMAです。*月*日の早い時間帯で1名空いてますか?」
予約を取る際の普通の会話ですが、この時「やっとメンバーになったんだな」という実感が湧いた瞬間でした。

ここまでくれば、後は時間通りにゴルフ場に行ってラウンドするだけなので、もう大丈夫だろう、と思いきや、次なるハードルが。

メンバーとしての初ラウンド。「全く見知らぬ人達とのゴルフ・・・・・。」
それまでは、気の置けない仲間や、初めての方でも会社の人や取引先の人、友人の友人という方々とのゴルフだったので、全く関係のない方とのゴルフは初めてでした。

その日のティーショットは今までのゴルフで一番緊張したかもしれません。

ただ、全く関係がないと思っていたのは自分だけで、何度かラウンドしていくうちに、同じ倶楽部のメンバー同士という意識は皆さんお持ちであることがわかりました。

どのメンバーも最初は新人メンバーだったわけで、きっと私と同じような思いでラウンドされた経験があり、基本的には皆さん温かく迎えてくれます。

これまでどのコースでも最初のラウンドで不快な思いや疎外感を感じたことは一度もありませんし、一度ラウンドすれば次回クラブハウスで会ったときには「先日はどーも♪」という間柄になります。

ここで本当の意味でメンバーになったんだなぁという確信を得ることができます。(point1)

■メンバーとして更なる深みへ
それからは、土日の時間が空くことになった際に、前日にコースに電話をして「明日空いていますか?」という感じで予約を取り、ラウンド回数が増えました。

組み合わせも毎回違うメンバーかというとそうでもなく、先週も一緒でしたね?ということもしばしばありました。

メンバーの方と顔なじみになってくると、悪魔のささやきが聞こえ始めます。
「月例とかって出てないの?」

月例会・・・・・。

getsurei-ryoma.jpg

話には聞いたことありましたが、それまでの月例会のイメージは、ゴルフの猛者がしのぎを削って、前日には練習場で打ち込み、ドロドロの闘いをしているようなイメージでした。

「いやいや、自分は月例会に出られるようなレベルではないですよ」と言いながらも、どうやったら出られるのかを確認したところ、まずはクラブハンデを取得する必要があるとのこと。

いわゆるハンデキャップということは知っていましたが、どうやったらハンデが貰えるかは知る由もありませんでした。既に気心知れたキャディマスターに確認すると、「スコアカードを5枚提出すればしばらくするとハンデ委員会からハンデが送られてくる」と教えて頂き、ちゃっかりその日に1枚目を提出。

そうなると、いち早くハンデが欲しくなるもので、次の土日、その次の土日と4連チャンでスコアカードを提出。晴れてクラブハンデを取得することができました。

普通にラウンドしてスコアカードを数枚出すだけですので、特別な手続きも何もいりません。それだけで、「ゴルフやるの?ハンデいくつ?ホームコースどこ?」というよくある質問に全て回答できるようになりました。

ハンデまで取ってしまったら、誰しもがもう気持ちは月例へのエントリーに自動的に進むと思います。かく言う私も早速月例にエントリーしました。

月例会のドロドロなイメージは依然変わらずだったので、前日、前々日と打ちっぱなしでひたすら練習しました。緊張で前日はロクに寝られず、「じゃあ、月例いってくる!!」と、いざ!出陣じゃー!!と言わんばかりに家を出ました。いつもより1時間早くコースに到着し、そわそわとショットとパター練習するという初出場でした。

で、結局ラウンドしてしまえばなんてことはなかった・・・、というしょーもないオチではありません。

カートに乗ってスタートホールに向かうと、「選手の皆さん集まってくださーい」とのこと。
同組の4名でスタート小屋に入ります。

「うさぎさん、ぶたさん、うしさん、RYOMAさんでよろしいですね」
「はい、じゃあRYOMAさんはうさぎさんのマーカー、うさぎさんはぶたさんのマーカー・・・」
と淡々とスコアカードが配られます。

私はうさぎさんから「よろしくお願いしまーす」と言われましたが、何をお願いされたのかも分からず。

更に、「皆さん念のためボールの確認をお願いします」とのこと。
他3名は慣れたもので、
うさぎ:スリクソンの1番でーす
ぶた:私、タイトの3番でーす
うし:あ、タイト3番、僕と被ってますね、じゃあ2番にしようかな。
ぶた:私のは青い線入れてるので大丈夫かと♪
RYOMA:ブリヂストンの1番です・・・

自分のボールがスリクソンでなくブリヂストンであったことを切に喜びました・・・。

言わんでも分かってるというお叱りを覚悟で少し解説しますと、マーカーというのは同伴競技者のことで、競技の場合はスコアを自分でつけるのではなく、同伴競技者であるマーカーがスコアを記入します。そのスコアをラウンド後に受取り、間違っていないかを確認し、双方のサインを記入して初めて正式なスコアとして認められる。

これはプロの世界もアマチュアの世界も万国共通だと思います。

前述のケースですと、私はうさぎさんのマーカーなので、ラウンド中はうさぎさんのスコアと自分のスコア(備忘として)を記録していきます。

ラウンド終了後に私が記録したスコアにサインをした上でうさぎさんに渡し、うさぎさんが自身の署名をして提出。

ここでスコアが過小に間違っていても、署名を忘れても、同伴競技者は失格となってしまいますので、同伴者に迷惑を掛けないためにも、自分のスコアだけでなく、きちんと人のプレーを見てスコアをチェックできるようになることが重要です。(Point2)

私は最初の月例会でベストスコアを出すことができました。ハンデを引くと、ネットで65。もしやこれは優勝か?と思ったら、そんなに甘くはありません。直近半年以内に競技に出ていない人は参考記録となるというのが当時の秦野カントリークラブのルールでした。

結果、準優勝スコアではあったのですが、順位表には「資格無」と書かれていました(涙)。

とはいえ、当初想像していたドロドロ感は全くなく、同じゴルフ好きが集まっての親睦コンペというのが適切な表現。一方で仲間内のカートでビールを飲みながらのエンジョイゴルフとは違う緊張感のあるゴルフ。

帰りに翌月の月例にエントリーして来月は優勝だ!と心に誓っておりました。

「月例会」

実際に出場してみないと、ものすごくハードルが高いように感じるかもしれませんが、全くそんなことはありません。

基本的にはどのゴルフ場も2つないしは3つくらいのクラスに分けられており、同じレベルのハンデの方とのラウンド、レベルに合わせたティ設定になりますので、「上手い人たちに迷惑を掛けるのではないか?」「恥ずかしい思いをするのではないか?」などというのは杞憂に終わります。

それまでのゴルフライフでは半年に1回、年に1回という頻度で誘われて、楽しみにしていた「コンペ」が毎月開催されるようなもので、一気にゴルフ熱が高まったのを今でも記憶しています。

と同時に、これまで関わることのなかったような方々とゴルフを通じて知り合い、気が合えば別のゴルフ場にご一緒したりと、いわゆるゴルフ仲間が増えることは確実です。(Point3)

ただ、1点、ここだけは押さえないと、というのは「ルールブック」です。

月例会とはいえ、「競技」であることには変わりはありません。ルールブックに則ったルールでの競技進行になります。
身内のコンペでよくある6インチプレースやパッティングのOKが許されないのはもちろんのこと、「ボールが見当たらないなあ...。じゃあこの辺から打ち直しまーす」もペナルティです。

私も月例に出る前にルールブックは熟読したつもりでしたが、実際にカート道に引っかかったボールをドロップしてリプレースする際にはドキドキして、その後のショットに集中できませんでした。

ただ、やっているうちに身体に染みつくというのはその通りで、2度、3度とやっているうちに気が付けば同伴者に聞かれて、処置を教えられるようにはなります。

ただ、ここでもよく同伴者が「それでいいよー」といえばそれが正解と言う方が多いですが、ゴルフはあくまでセルフジャッジと競技委員が審判。同伴者が「それは違反だ!」と言っても気にせずラウンドし、その場もしくはラウンド後に競技委員に裁定を求めることが重要です。

私も某倶楽部の理事長杯の決勝で、ボールマーカーを忘れてしまったので慌てて代わりにティーをマーカー代わりに使いました。

そうしたところ、HDCP3というベテランメンバーから「それはグリーン面の確認になる!ペナルティね!!」と1番ホールで言われ、そこからはボロボロゴルフでした。

ラウンド後に確認したところ、「グリーン面の確認にはならない」とのことでしたが、ベテランメンバーからは謝罪もなく、むしろ「ゴルフはセルフジャッジだからね。人が何と言おうと気にしちゃダメだよ」という訓示を受けました。

余計な暗い過去話はさておき、メンバーになることと同義ではないですが、メンバーとなって倶楽部競技に参加することで、ルールをきちんと覚えるようになります。

これは直接的にゴルフの上達には繋がりませんが、確実にゴルフへの余裕を生みます。その余裕がスコアアップやラウンド中の所作に繋がると思っています。(Point4)

ここまで来てしまうと「趣味:ゴルフ」から抜け出せなくなると思います。

毎週、毎月のホームコースでのラウンドが待ち遠しく、土日に仕事を残さぬようにと、仕事にも熱が入ること間違いなしです(笑)

■メンバーとしての名誉
月例に出始めると、必ず耳にし始めるのが「クラチャン」「シニア」「理事長杯」などの倶楽部の正式競技に関する話題。

倶楽部によって時期はマチマチですが、クラチャン=クラブチャンピオンシップは秋口に行われることがほとんどです。

クラチャンはその倶楽部のその年の王者を決める最も名誉ある競技になります。

どの倶楽部でもだいたいは予選(スクラッチのストローク戦)、決勝トーナメント(マッチプレイ18ホール)、決勝(マッチプレイ36ホール)となり、普段ではなかなかやらないマッチプレイの醍醐味を味わえるのもクラチャンの面白さの一つです。

ゴルフをハイシーズンに頻繁にやられる読者の方であれば、何度か経験したことがあると思いますが、

「本日は倶楽部競技のため、パスさせて頂くことがあります」とのお断り。
2名で雌雄を決しているプレイヤーにティーグラウンドを譲り、その2人のティーショットに拍手を送る。

いつかは、私も・・・と思って、更にゴルフを頑張るようになりました。

実際に譲って頂いてのティーショットは、ゴルフ人生2番目に緊張し、どトップのしょーもないティーショットになってしまいましたが・・・。

クラチャン以外のタイトルは獲得できたものの、残念ながらクラチャンの称号を得る一歩手前で競技ゴルフをやめてしまったのでクラチャンにはなれませんでしたが、クラブハウスに自分の名前が掲示されているのは何度見てもやはり誇らしかったですし、SNS等で「RYOMAさんの名前を見つけたよー」とか言われるのは嬉しかったりもしました。

また、タイトルを獲ると何が変わるかというと、倶楽部のスタッフの対応が変わるような気がします。

マスター室の方やキャディさんはもちろん、フロントスタッフまで色んな形で声を掛けてくれたりして、ちょっとした有名人になったような、そうでもないような・・・(笑)。

いずれにしましても、メンバーとしての名誉を得ることができるのは正式競技で優勝すること。もちろんその最高峰は「クラチャン」です。

これはメンバーだけが目指せる特権ですので、メンバーになるメリットとしては最も大きなものではないかと思います。(Point5)

■模範となるゴルファーとしての自覚
ここまで競技の話ばかりをしてしまいましたので、競技に興味のないゴルファーの方はメンバーになる意味はないのでは?という話になってしまっているかと思います。

私がメンバーになって一番変わったことは何か。それはスコアやハンデキャップではありません。

「ゴルフ場に対する畏敬の念です」

greenmark-ryoma.jpg

ホームコースでゴルフをするようになって、目につくようになったのはフェアウェイのディポット痕グリーンのボールマーク

そしてそれらを目土バッグを持ってひたすら直す姿と、グリーンフォークで元に戻す所作。
それまでも「ゴルフ場にディポット痕を直しましょう。ボールマークをすぐに直すと1日で元に戻ります」という類の掲示は見ていましたが、それほど気にはしていませんでした。

マスター室やコース管理の方々と仲良くなり、色々な話を聞いていると、ネット上の書き込みで「グリーンがボコボコ」「フェアウェイが汚い」と書き込みされるのが本当に嫌で、意地になって毎日頑張ってメンテナンスしているとのこと。

それ以降は、やはり自分もメンバーなのだからと、目土をきちんとし、グリーンに上がれば自分のボールマーク以外も直すように心掛けるようになりました。
そうなるとやはり同伴者がめちゃくちゃダフってフェアウェイを削った挙句にクラブを叩きつけたりしていると気になりますし、グリーン上で足を引きずって歩いたり、やったー!とドタドタ走り回ったりするのも気になるようになり、気分と雰囲気を壊さぬ程度に指摘するようにしています。

これは自分のホームコースだけでなく、他のコースにお邪魔した際にも更に気を付けるようになりました。

人様のコースにお邪魔しているからにはそれなりの振舞いをしないといけない。模範となるゴルファーにならないといけない。その意識が芽生えたのはものすごく良かったと今でも思っています。

模範という意味では、コースに赴く際にジャケットを着用するというのがゴルフ場のドレスコードとして一般的ではありますが、これはごく一部のゴルファーしか守っていないような気がします。
恐らくそれらの方はいずれかのゴルフ場のメンバーでしょう。模範となるゴルファーを目指していれば自ずとマナーと暗黙のルールを守るようになると思います。

私にとってはこの意識こそがスコアアップに繋がったと思っています。(Point6)

■倶楽部対抗戦というお祭り
少しお堅い話になってしまいましたが、あまり知られていない競技として「倶楽部対抗戦」という団体競技があります。
これは年に1回、各倶楽部から選出された代表選手が団体戦でしのぎを削るお祭りのような競技になります。

倶楽部によって選出方法が異なりますが、ほとんどが「研修会」という形で毎月研修会メンバーでのラウンドを実施しており、その研修会の成績で代表選手が選ばれるという選出方法。

研修会の雰囲気も倶楽部によって全く異なります。魑魅魍魎のドロドロした研修会もあれば、アットホームで和気あいあいの研修会もあります。

この研修会で代表選手に選ばれることも先のクラチャンと同じく名誉なことであり、倶楽部の関係者から尊敬の念を得ることができます。

なぜか。

倶楽部対抗戦というのが倶楽部を挙げてのお祭りであり、倶楽部の威信をかけたイベントなので、その代表選手はいわば日本代表みたいなものです。
それは尊敬されて然りと言えます。

その倶楽部対抗戦、本当に「お祭り」です。
各倶楽部の支配人からフロントスタッフ、キャディまで総出で応援に来て、選手のプレーに一喜一憂する。

私も出場させて頂いたことがありますが、最終18番ホールのセカンド地点からグリーンを見たら、数百人のギャラリーが見ている光景。グリーンに上がったときにそのギャラリーから大きな拍手で迎えられたときには、「これはプロゴルファーはたまらんだろうな・・・」と感じました。

6mほどの下りのパットをアホほどショートして、恥ずかしい思いをしたのはこれまでのゴルフ人生で一番心に残っているパッティングです。

倶楽部対抗戦は、関東圏内であれば関東ゴルフ協会(KGA)に加盟していることが前提です。もし、倶楽部対抗戦にも出てみたい!と思われるようでしたら、
・KGAに加入していること
・倶楽部として倶楽部対抗戦に出場歴があること
をゴルフ会員権購入前に確認しておくと良いと思います。


■最後に
ゴルフ会員権を購入しメンバーになること。それ自体はお金と書類を準備するだけですので、それほどハードルは高くありません。
ただ、タダではありませんし、年会費も必要です。
場合によってはネットで安いゴルフ場を探してラウンドし続けた方がコストメリットはあるかもしれません。

ただ、コストメリットだけではなく、得るものが大きいと私は感じました。
Point1~6として記載させて頂きましたが、もう一度整理しますと、

Point1:一人で予約してゴルフを楽しめる
Point2:競技に出ることで同伴者のプレイをきちんと見るようになる
Point3:同じレベルのゴルフが大好きな仲間が増える
Point4:競技に出ることでルールが身に付く
Point5:クラチャンなど、倶楽部に名を刻む名誉を目指すことができる
Point6:マナーと暗黙のルールを身につけることで模範的なゴルファーになれる

以上となりますが、何よりメンバーになったことで私の平均スコアは1年で10打アップしました。
杓子定規な話だけでなく、単純にゴルフが上手くなる、楽しくなる手段の一つだと思います。
ゴルフが好き!という人は、一度だけでもゴルフ会員権の購入を検討、検索する価値があると思いますよ。

(参考ページ)

ゴルフ会員権を初めて購入