BLOGスマートゴルフを目指して

2010.07.25

世代の移転(アコーディア、PGMの経営スタイル)

最近弊社で取引の多いコースは圧倒的に外資の2グループです(両社とも日本の上場会社ですが)。コース数が多いせいもありますが、いわゆる初めて会員権を買う「ゴルフ会員権初心者」の方への訴求力が抜きん出ているような気がします。

アコーディア・ゴルフグループは名義書換料が半額になるサービスが大きな反響を呼んでいます。初めての人でも買いやすいのでしょう。

PGM(パシフィックゴルフマネージメント)グループは「P-CAP 制度」によりグループコースでのプレーが割安に出来たり、所属コースの一時変更が出来る特典に人気あります。

アコーディア、PGM両グループとも他コース在籍や会員の紹介者といった入会条件は設けていません。ゴルフ会員権流通性の阻害となる要因は排除し柔軟に対応しているのだと思います。

アコーディア、PGMとも入会書類の記入内容はがかなり詳しく、これから会員になる人の属性を把握しようと努めている気がします。やはり色々研究しているのですね。

「ゴルフ会員権初心者」と言われる30代、40代の圧倒的な層が昔の経緯など知らず、プレーしてみたら意外にコースは良いし、価格も安いので購入を検討するというパターンなのかもしれません。

そういう方たちが最も気にされるのが「一人でゴルフ場に行ってプレーできるのか?」ということです。アコーディア、PGMグループの問い合わせの多いコースに聞いてみましたが「本当は事前の予約が欲しいですが、1人ならまあ何とかなります、帰っていただくことはありません」というお返事でした。

この価格帯ならこれで十分と思う層が多いのでしょうか。

ゴルフ会員権相場は概して高いとは言えませんが、その取引件数をみると新しい経営スタイルに慣れない層から既成概念のない層へ移転しているのかもしれません。

日記