ゴルフ会員権とは

ゴルフ会員権
ゴルフ会員権の性格
ゴルフ会員権は有価証券ではなく債権です(一部の株券除く)。そのため、ゴルフ会員権を持っているだけではその権利が保障されません。そのために名義書換えが不可欠になります。
ゴルフ場に通知または名義書換をしてはじめて対抗要件が生じます(自分のものとして主張が可能となります)。当初の募集のままでは会員の活性化が出来ないのでゴルフ場も第三者への名義書換を認めています。この時発生する名義書換料もゴルフ場の貴重な収入源です。この名義書換によって相場が立ちマーケットが成り立っているのです。
ゴルフ会員権の名義書換
ゴルフ会員権の名義書換は当初の会員の権利を無条件で継承できます。つまり売買で購入しても元の所有者と同じ権利が持てることになります。
ゴルフ場側から書換時に条件の変更(例えば預託金返還の延長)を要求されても無効に出来ます。名義書換はそれほど強い権利に守られているのです。
権利の中身
ゴルフ会員権とは、「優先プレー権」+「預託金返還請求権」でゴルフ場との個別契約です。最近は預託金返還が出来ず破綻するコースが多くなっています。信じられないような話ですが、昔は預託金を集めて募集しても会員権相場がすぐ追い越してしまうため、返還するという概念がなかったようです。
会員権の種類
ゴルフ会員権の種類は大きく株券、預託金制、社団法人制に分かれます。
ほとんどは預託金制で株券、社団法人は歴史の古いコースに多く見られます。
株券、社団法人のコースは格式や伝統がありますが会員の権利が強く、民主主義の悪い点が出たりすることがたまにあります。
(会員総会や理事会で紛糾する等)ただ株券や社団法人のコースのよい点は決算書がオープンになっており経営実態がガラス張りであることです。