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2024.02.29

関東PGMゴルフ場における名義書換料の改定(2024年4月1日~)

2024年4月1日から関東エリアにおいて、以下PGMゴルフ場で名義書換料が値上げ改定されます。

ゴルフ場 会員種別 現在の書換料 改定後書換料 値上がり率
プレステージカントリークラブ 栃木 550,000円 880,000円 160%

セゴビアゴルフクラブ イン チヨダ

茨城 550,000円 880,000円 160%

平日(月~金)

385,000円

440,000円

114%

阿見ゴルフクラブ 茨城 オリジナル正 330,000円 660,000円 200%
ニュー正 330,000円 660,000円 200%
平日(月~金)

165,000円

330,000円 200%
ザ・インペリアルカントリークラブ 茨城 ゴールド

330,000円

550,000円 166%
オレンジ/グリーン

165,000円

275,000円 166%
伊勢原カントリークラブ 神奈川

220,000円

275,000円 125%
平日(月~土)

110,000円

1650,00円 150%
週日(月~金)

55,000円

110,000円 200%
クリアビューゴルフクラブ&ホテル 千葉

275,000円

330,000円 120%
平日(月~土)

137,500円

変更なし -
KOSHIGAYA GOLF CLUB 埼玉

275,000円

825,000円 300%
平日(月~土)

165,000円

495,000円 300%
岡部チサンカントリークラブ 埼玉

330,000円

440,000円 133%
平日

110,000円

165,000円 150%
チサン平日共通会員 共通 平日(月~土)

110,000円

165,000円 150%
中央都留カントリー倶楽部 山梨

55,000円

165,000円 300%
平日(月~金)

55,000円

82,500円 136%

今回、名義書換料を値上げ改定するコースは以下の2パターンに分類されるかと思います。

①従来から格安の名義書換料だった(チサン平日共通会員、KOSHIGAYA GOLF CLUB等)

②コース募集金額との兼ね合い(プレステージ、セゴビア、阿見、ザ・インペリアル、中央都留等)

コロナ禍におけるゴルフブームもあって、ここ数年は根強い価格推移をしていたゴルフ会員権ですが、名義書換料が従来の2倍以上になるコースもあり、4月以降会員権相場がどのように推移しているか注目が集まります。

関連ページ>PGMのゴルフ会員権

ゴルフ会員権取引

2023.11.10

沖縄県のゴルフ会員権の取引

弊社でのゴルフ会員権のお取り扱いは関東中心となっておりますが、このところ数件、沖縄県のゴルフ会員権のお取り扱いをいたしました。お取引いただいた方は、皆様沖縄県にお住まいの方でいらっしゃいました。

本来であれば、沖縄県に弊社の支店があって、沖縄県内で会員権の仲介が完了することがタイムラグも少なくベストです。しかし、弊社は神奈川県横浜市にあります為、「売り手様(沖縄県)→弊社(横浜市)→買い手様(沖縄県)」とゴルフ会員権が長い距離を行き来することになってしまいます。

弊社は対面取引ではなく、ネット取引の会社ですので、スピードを何よりも重視しております。通常であれば、お客様から営業日~14時までにゴルフ会員権の代金をご入金頂けた場合、翌日午前中にはお客様のご住所宛に会員権並びに書類一式が到着します。

しかし、沖縄県の方とのお取引の場合、弊社のある横浜市から沖縄県まで宅配便で最短翌々日の午前着となります。

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ご購入者様から見れば、金額を弊社へ振り込んだ後、翌日に会員権一式が届かないことがどうしてもネックに思われてしまうかもしれません。特に沖縄県のゴルフ会員権は最近相場も上昇しており、高額になっているコースが多いのが現状です。

そこで、この点はお取引前段階でお客様に十分お伝えをし、ご了承を頂けるように今後も努めていきたいと考えております。


沖縄県のゴルフ会員権相場

ゴルフ会員権取引

2023.11.01

太平洋クラブ(共通)名義書換再開

本日2023年11月1日~2024年2月29日まで、太平洋クラブが名義書換を再開致します。ちょうど来週から太平洋クラブ御殿場コースで「2023三井住友VISA太平洋マスターズ」が開幕予定で、注目が集まります。

昨年は3月~9月末までの半年間でしたが、今年は4ヶ月間の期間限定となります。

実質2014年からマルハングループとして「高級なクラブライフの創造」を掲げ新しいスタートをして以降、これまで多くのコース&設備投資がなされて現在に至っています。

国内18コース(+海外提携コース)という共通会員権としては他に類を見ない規模で、その規模の関係上、これまで会員募集と名義書換を織り交ぜながら現在に至っています。

マルハングループ入り以降の名義書換をまとめてみました。

【太平洋クラブの名義書換期間と名義書換料】
・2014年7月~11月末:名義書換料1,650,000円
・2017年3月~9月末:名義書換料1,650,000円
・2018年4月~9月末:名義書換料1,650,000円
・2022年3月~9月末:名義書換料2,200,000円
・2023年11月~24年2月末:名義書換料2,750,000円

マルハンG入り以降、約10年間で5回期間限定での名義書換を行っております。

海外の名門コースとのレシプロ契約や優待提携契約、「GINZA GOLFING SOCIETY」の開設やコース改造等、積極的な投資が行われており、今回の名義書換料(正会員)は275万円(税込)と過去に比べて値上がりになっていますが、会員権価値の向上に伴い、ゴルフ会員権相場はそこまで下がってこないものと想定されます。

今回の名義書換は年末年始を挟んでの4ヶ月間と短期間の為、需給関係がどのように推移するか注目が集まります。 

太平洋クラブ会員権相場

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ゴルフ会員権取引

2023.08.28

ゴルフ会員権を市場(仲介)で購入するか?コース募集で入会するか?

さいたま梨花カントリークラブが、2023年8月10日から名義書換を停止しました。理由についてコースから正式な発表がなされている訳ではありませんので推測となりますが、昨年3月に開始した会員募集に入会手段を一元化するためと思われます。

基本的な事ではございますが、会員制のゴルフ場へメンバーとして入会する場合、次の2つの方法があります。

(1)コースが実施している新規会員募集で入会する
(2)市場からゴルフ会員権を購入し、名義書換を通じて入会する

(1)については、メンバー数が少ないなどの理由から、コースが設定した募集価格で新規入会者を募る方法です。通常は入会希望者がコースへ直接申し込みを行って入会します。

(2)については、ゴルフ会員権業者からゴルフ会員権を市場価格で購入し、譲渡人からの名義書換を通じて入会する方法です。通常はゴルフ会員権業者が仲介を行います。

50sman-golfkaiinken.jpg

ゴルフ場が新規会員募集を行う場合、一般的には名義書換を一旦停止し、入会窓口を募集だけに絞って行うケースが多いです。

なぜなら、(1)新規会員募集と(2)名義書換を同時に行った場合、(2)の名義書換を通じてご入会された方が、総額では安くなるためです。

本件をもう少し詳しく補足したいと思います。架空のAゴルフ場を例に、会員募集と名義書換を同時に行った場合の例を解説したいと思います。Aゴルフ場の新規募集価格と名義書換料を仮に以下とします。

(1)Aゴルフ場の会員募集価格>66万円(税込)
(2)Aゴルフ場の名義書換料>44万円(税込)

Aゴルフの入会を検討しているBさんは、募集か名義書換かどちらの方法で入会すべきか悩まれています。コースが行っている会員募集で入会すれば総額66万円を支払えばメンバーになれます。一方、名義書換の場合、会員権代金や業者への取引手数料が総額22万円以下で納まるようでしたら、名義書換の方が安く入会することができます。

募集額66万円-名義書換料44万円=22万円

ここでAゴルフ場のメンバーで会員権売却を検討されているCさんを例に、売却者の視点で考えてみたいと思います。

Aゴルフ場の募集価格が66万円で、名義書換料が44万円の為、ゴルフ会員権価格は22万円以下でないと市場で売却ができません(業者の取引手数料は加味しておりません)。なぜなら、ゴルフ会員権代金が23万円になった時点で、会員募集価格の66万円を上回ることになるので、入会希望者が市場から会員権を購入されなくなるためです。

そのため、コースで会員募集が行われている場合、売却時のゴルフ会員権相場は必然的に22万円以下に限定されてしまいます。さらに会員権業者の手数料も加味されますので、実際は会員権価格としては20万円以下でないと売れないことになります。

売り手様もCさんお一人ではありませんので、上限価格22万円を頭に売りの件数が増えてくると、どんどん相場は下がってくることになります。入会希望者(買い手)もそのあたりはわかっていますので、後はどれくらいの価格で成約するか=募集金額からいくら安ければ買っていいか、というところになってきます。

従って、コースが(1)新規会員募集と(2)名義書換を同時に行っている場合、どうしても名義書換で入会された方が安く入会できることになってしまいます。また、あまり長い期間募集を続けていると既存メンバーからの不満も大きくなってくるため、ゴルフ場にとっては、募集タイミングと募集額は非常に神経を使うことになります。

ただ、最近ではPGMをはじめ、上記(1)と(2)を同時に行うゴルフ場も増えてきました。PGMの場合、(1)と(2)を考慮し、ぎりぎりの金額で会員募集価格を設定されるケースが多く見られます。言わば、募集と名義書換のどちらで入られてもさほど変わらないような募集価格の設定です。

なぜ、名義書換を停止せずに募集を行っているのか?

これも推測になってしまいますが、一つには名義書換を停止することによるメンバー様の不満を解消するためかと思われます。また、PGMのゴルフ場の場合、PGMコースに在籍3年以上された方は名義書換料が半額になるP-CAP制度があります。本制度を利用できれば、名義書換料が半額になりますので、募集額よりもかなり安くご入会することが可能となります。

ゴルフ人口が減少している中、既存メンバー様の不満も解消しつつ、どのようにメンバー数を確保していくか、各社のスタイルも様々となっています。

ゴルフ会員権取引

2022.01.26

ニッソーカントリーの預託金充当制度について

ニッソーカントリークラブは利根川河川敷に拡がる18Hで、バックティからは7,000Yを超え、ウォーターハザードやクリークも随所に配置されており、タフさだけでなくテクニックも求められるゴルフ場です。2012年6月から名義書換料への預託金充当制度を開始して以降、弊社でも入会希望のお客様からお問い合わせの多いゴルフ場です。

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今回は同コースで実施をしている名義書換料への預託金充当制度についてまとめます。

まず、皆様からお問い合わせを頂くのが「預託金とは何か?」という点です。

預託金(額面)とは売り手様の会員権に記載されている金額となります。下記の画像をご覧いただくと、会員権の中央に「金 壱百五拾萬圓也」と記載があります。この金額=150万円が本会員権の預託金(額面)になります。
→よく皆様から、「見積で確認した総額の他に、預託金を別途支払う必要があるのか?」というお問い合わせを頂きますが、入会者の方が追加で支払う金額ではありません。

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※ニッソーCC会員権に記載された預託金イメージ

ニッソーCCの場合は、 会員権証券に預託金の記載が必ずされています。預託金(額面)は100万円以上のものが多く流通しておりますが、金額は売り手様の会員権によってバラバラです。

ニッソーCC(正会員)の名義書換料は22万円(税込)となります。「名義書換料への預託金充当制度」は、本費用に会員権の預託金を最大20万円まで充当して入会できる制度となります。名義書換料が22万円(税込)なので、20万円を充当すると実質の名義書換料は2万円(税込)に減額されます。
→名義書換料22万円-預託金充当額20万円=2万円(税込、実質名義書換料)

ご入会時に預託金20万円を名義書換料22万円(税込)に充当されますと、新証券の預託金は充当額20万円分が減額された金額で発行されます。仮に預託金150万円の会員権を購入され、ご入会時に預託金を20万円充当されると、新証券の預託金は130万円(150万円-20万円)に減額されます。

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※預託金130万円のニッソーカントリークラブ会員権イメージ

弊社では比較的多く流通している預託金150万円を基準に物件お探ししております。

ニッソーカントリークラブ会員権特集ページ

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