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2015.12.16

大宮国際CCの書換料への預託金充当制度について

昨年6月から始まり、今年の10月から1年間の延長が発表された大宮国際カントリークラブの入会促進特別キャンペーンですが、ご入会ご検討の方から非常に多くご質問を頂く「名義書換料への預託金(額面)充当」について記載します。

まず現在実施している大宮国際CCの入会促進特別キャンペーンを整理したいと思います。

キャンペーンの特徴は大きく2つです。以下の金額は便宜上全て正会員の金額で記載します。

【入会促進特別キャンペーンの概要】
(1)名義書換料の減額
540,000円から108,000円(税込)

(2)名義書換料への会員資格保証金(預託金)の充当制度
・減額後の名義書換料:108,000円(税込)
・預託金より充当可能な額:100,000円
・充当後の実質名義書換料:8,000円
→名義書換料に預託金を充当すると、新証券の預託金は充当額分減額されます。

まず皆様からご質問を頂くのは、「預託金(会員資格保証金)」とは何か?という点です。

ここでいう預託金(証券額面)というのは、譲渡人(売り手の方)の会員権証書に記載されている金額を指します。
 

 

okcc-gakumen20.png

(大宮国際CC会員権イメージ)
 


大宮国際CCの場合、売り手の方の会員権証書に金額(預託金=額面)が記載されており、正会員の場合、預託金20万円の証券が多く流通しております(他にも預託金23万円、25万円の物件も取り扱ったことがございます)。

「預託金」とお伝えすると、名義書換料の他に別途「入会預託金」がかかるのかと勘違いされる方もいらっしゃいますが、繰り返しになりますがここで言う「預託金」とは証券に記載された金額を指します。

大宮国際CCの現在の名義書換料は10.8万円(税込)ですが、この名義書換料(10.8万円)に預託金を最大10万円充当できるキャンペーンとなります。

【実質名義書換料】
名義書換料10.8万円-預託金10万円=0.8万円

※入会者の方にとっては名義書換料が実質消費税分で済みます。

大宮国際CCの場合、先ほど預託金20万円の会員権が多く流通していると記載しましたが、預託金20万円の会員権を購入され、名義書換料に預託金を10万円充当されますと新証券の預託金は10万円に減額されることになります。

【新証券の預託金金額】※預託金20万円の会員権を購入された場合
預託金20万円-預託金10万円充当=10万円
 

 

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(預託金10万円の会員権証書のイメージ)
 


預託金を名義書換料に充当されますと、充当額分預託金が減額されるため、新証券の価値は下がることになりますが、入会時の購入総額が減額されるため、ほとんどの方が預託金を充当されていらっしゃいます。

大宮国際カントリークラブの入会促進特別キャンペーンは今のところ2016年9月30日までの期間限定となっていますが、今後本キャンペーンが継続された場合、預託金20万円の会員権と預託金10万円の会員権(一度預託金充当された会員権)とでは同じ大宮国際CCのゴルフ会員権でも相場が異なることが予想されます。弊社では今のところ預託金10万円の会員権の取り扱いはそれほど行ったことはございませんが、今後市場には預託金(額面)10万円の会員権証券も多く流通してくるものと思われます。

 

入会者の方にとって、預託金20万円の会員権であろうと、預託金10万円の会員権であろうと、名義書換料への預託金充当額上限が10万円のため、購入総額は変わりません。しかしながら、預託金10万円の会員権を購入され、名義書換料への充当を行うとご入会後に発行される新証券の預託金は0円(無額面)に減額されることになります。

 

仮に現在のキャンペーンが今後も継続した場合、預託金0円(無額面)の会員権を今後市場でご売却される場合、次にご入会される方が名義書換料(10.8万円、税込)への預託金充当ができなくなります。



そのため、ご購入頂く際は売り手の方の預託金(証券額面)がいくらかを必ずご確認頂くのが宜しいかと思います。

弊社では現在流通量の多い預託金20万円以上の会員権を基準に大宮国際カントリーの会員権相場を掲載しています。

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