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2013.06.11

US-LPGAメジャーにおけるアジア勢の強さ

ニューヨーク州ピッツフォードローカストヒルCCで開催されていた今シーズンメジャー第二戦「全米女子プロ選手権(ウェグマンズLPGA選手権)」は韓国の朴仁妃がプレーオフの末、イギリスのカトリオーナ・マシューを下し優勝。朴仁妃は4月に行われたメジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権も制しており2連勝、開幕からのメジャー連勝は2005年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)以来です。

少し気が早いかもしれませんが、年間メジャー総なめという夢のような記録の期待もかかります。開幕戦のホンダLPGAタイランドを制してから今シーズン既に4勝、うちメジャー2勝ですから勝負強さは抜群で一昨年のヤニ・ツェンのような勢いがあります。

2013年から毎年9月にフランスで行われているエビアン・マスターズが第五のメジャーツアーになりますが、それまでのUS-LPGA四大メジャー優勝者を2011年から振り返ってみました。

【クラフト・ナビスコ選手権】
2011年 ステーシー・ルイス(アメリカ)
2012年 ユ・ソンヨン(韓国)
2013年 朴仁妃(韓国)

【全米女子プロゴルフ選手権】
2011年 ヤニ・ツェン(台湾)
2012年 フォン・シャンシャン(中国)
2013年 朴仁妃(韓国)

【全米女子オープン】
2011年 リュー・ソヨン(韓国)
2012年 チェ・ナヨン(韓国)

【全英オープン】
2011年 ヤニ・ツェン(台湾)
2012年 申智愛(韓国)

直近10回のメジャー優勝者を国別で見ると、韓国6勝、台湾2勝、中国1勝、アメリカ1勝とここ2~3年は完全にアジア勢の強さが際立つUS-LPGAツアーとなっています。アジア勢の中に日本人選手の名前がないのは残念ですが、今年は宮里藍、宮里美香、上田桃子、有村智恵、上原彩子と国内ツアーでもトップクラスの選手が常時参戦していますしもう少しの辛抱だと思っています。

朗報なのは先ほど第五のメジャーツアーと記したエビアン・マスターズがメジャーに昇格したこと。

開催されるエビアン・マスターズゴルフクラブは距離もそれほどなく日本人選手に有利(2009年、2011年宮里藍優勝)。テレビに映し出されるレマン湖を背景にしたゴルフ場の景観は、昨年全英女子オープンの舞台となったロイヤルリバプールのような荒々しさはなく、むしろ日本の名門コースのような趣があります。

次のメジャーは6月末に開催される第三戦の「全米女子プロゴルフ選手権(ニューヨーク州、セボナックGC)」。樋口久子以来の36年ぶりの海外メジャー制覇の期待がかかります。

日記