- 2010.04.26
- 有り難いお電話
最近伊豆にらやまカントリークラブの取引を行いました。40万円以上の現金を先にお振込いただくのは
かなりご不安があったと思います。入金確認後すぐに宅配便で証券一式を送りました。
翌朝届いたようです。一生懸命記入の仕方や提出の仕方を付箋を貼り説明したつもりですが、
1 点漏れがあり質問をいただいてしまいました。プロとして失格です。
こちらは当たり前と思っても初めて書類を目にする方には判断しかねるところがあって当たり前です。
幸い大したことではなくそのまますぐにコースへ提出していただきました。
素晴らしいのはここからです。
詳しくお聞きしたわけではありませんがこんなやり取りがあったのではと勝手に想像しました。
お客様:「書換の書類を持参しました」
ゴルフ場スタッフ:「わざわざありがとうございます。今日はクラブはお持ちになってますか」
お客様:「ええ車のトランクに入っています」
ゴルフ場スタッフ:
「でしたら3人のところがありますのでよかったら一緒に回ってください。帰りまでに書類は用意しておきます」
勝手な想像と言いましたがお客様から
「今日から伊豆にらやまカントリーのメンバーとしてプレーが出来ました!」
と弾んだ声でご報告をいただきました。
伊豆にらやまカントリークラブの対応が素晴らしいのですが、
ゴルフ会員権の斡旋をなりわいとしている身には何よりも嬉しい一瞬です。
たとえ取引に不安があってもその分手数料を安くし、多くの方にメンバーとしてプレーする
喜びを味わっていただく。利益を考えると事業としてどうかなと思いますが、
そのコンセプトは間違ってないよと励まされたような「有り難いお電話」でした。
- 2010.04.15
- 取引中心値について
「取引中心値で登録したのになぜ成約しないのか?」
そんなご指摘をたまにいただきます。その通りなんです。返す言葉がありません。
ゴルフ会員権100万円の売り希望、80万円の買い希望、これなら誰だって中心値は90万円ですよね。
では100万円の売り希望が3件、買い希望が80万円1件、この場合の中心値は幾らにすれば妥当でしょうか。成約しそうな金額と考えれば85万円でしょうか。この辺のバイアスのかけ方が難しいところなのですね。一種の先読みでもあります。売りが3件もあるから中心値を85万円にします。そうすると85万円で登録する方がいらっしゃいます。妥当な金額なのですぐにも成立すると思いきや売り手から打診がありません。恐る恐る売り手側に問い合わせると3件の売りは全て駄目になってしまったりします。
そこで冒頭のお叱りとなる訳です。
だったら新聞や雑誌でよくあるようにゴルフ会員権相場を売り希望幾ら、買い希望幾らと掲載したらいいのではと言われます。
しかしそれは「ゴルフ会員権ネット」の完全仲介のコンセプトにそぐわないので嫌なんですね。小さい頃からのへそ曲がりのせいです。会員権を買いたい人には100万円、売りたい人には80万円と答えたくない、堂々と90万円ですと伝えたいのが取引中心値を採用した所以です。
取引件数が増え、実績が多くなれば中心値も自ずからぶれないものになっていくと信じています。
取引中心値→「売り手、買い手が等分に歩み寄ったサンクチュアリ」
小さい頃からへそ曲がりの他にキザでもありました。
- 2010.04.07
- アンケートを取ってみました
20代、30代のゴルファーにアンケートを取ってみました。
若い世代が今のゴルフ場にどんな事を感じているのか。色々興味深い事実が浮かび上がってきました。
お客様を接待するため豪華なクラブハウスで高価な食事を摂り、バッグの積み下ろしは勿論、
それこそ箸の上げ下ろしまでサービスしてもらうゴルフが全然受け容れられてないという点です。
外車に限らず車に乗らない、ブランド品を身に着けない、しかし価値のあるものには惜し気もなく
お金を使うライフスタイルが感じられて興味が湧きました。
戦後GDP信仰で必死になって突き進んできた世代には豪華なクラブハウスや高級なコースは
頑張ったご褒美みたいな見え方がしたのかもしれません。
しかし若い世代には何かピンと来ないサービスなのでしょう。
キャデイのサービス、バッグの積み下ろしなど当たり前のように考えられていたものが
「どうしてあるのか分からない」とまでコメントされています。
料金についてはやはりシビアですが、とにかく安ければいいというのではないようです。
料金なりのリーズナブルなサービスが矢張り求められているようです。
たかが若い世代、されど若い世代。
車、デパート、テレビ、新聞、旅館、航空など日本を支えるような産業が追いやられてしまっている
現実を考えると簡単に無視できない問題だなと思います。
ゴルフも例外ではありません。
若い世代にはゴルフはちょっととっつきにくいスポーツなんだと思います。
バーを低くしてウェルカムポーズをとらないとそっぽを向かれてしまう、というかバーを低く
するのではなく、その世代のニーズをしっかり吸い取らないと置いていかれてしまう、
そんな危機感を感じたアンケートでした。
グローバルゴルフネット株式会社
代表取締役社長 坪井 繁幸
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